7月18日に東京で、日タイハイレベル合同委員会が開催され、日タイ共同プレス声明が発表されました。
日本でも以下のようにニュースになっていますので、引用してご紹介します。

タイのTPP11参加で支援確認 ハイレベル合同委
菅義偉官房長官「自由で開かれたインド太平洋戦略と関係」
(産経新聞)

引用元記事
http://www.sankei.com/politics/news/180718/plt1807180026-n1.html

日本、タイ両政府は18日、菅義偉官房長官やソムキット・タイ副首相らが出席する第4回ハイレベル合同委員会を首相官邸で開いた。タイ側が米国を除く環太平洋戦略的経済連携協定(TPP11)参加への意欲をあらためて表明し、日本側も参加に向けた支援を確認した。

菅氏は「(TPP11などは)自由で開かれたインド太平洋戦略と密接に関係しており、タイとともに地域の将来を作り上げていきたい」と述べた。

(引用ここまで)


写真提供:タイ王国 首相府

同委員会では、冒頭両国の間で文書交換をした上で、日タイ共同プレス声明を発表しました。
日本の報道では、この内容のうちTPP11へのタイの参加と日本の支援などが主に報じられていますが、その内容を見ると、日タイの経済協力の促進はもちろん、パタヤなどのあるチョンブリ等を中心とするEEC(東部経済回廊)計画の共同での促進や、タイの鉄道計画の促進などを約しており、重要な会議であることがわかります。
タイには5,400社を超える日系企業が進出しており、EEC計画などの推進も含め尽力しています。この強化にともない、私どもパタヤ会でも法人会員の制度も準備し、日本の法人が安心して投資、業務ができる環境づくりの為に取り組みをしています。
(法人会員については現在準備中ですので、詳細についてはパタヤ会の事務局へお問い合わせください。)

日タイ共同プレス声明については、以下よりダウンロードできるようにしていますので、以下資料を御覧ください。

骨子
20180718sc

英語版
20180718scEN

日本語版仮訳
20180718scJP

本会議の内容は、日本の外務省資料を以下に引用し記載します。

(以下、引用)

平成30年7月18日
菅内閣官房長官とソムキット・タイ王国副首相との会談

本18日9時15分から約60分間,菅義偉内閣官房長官は,訪日中のソムキット・チャトゥシーピタク・タイ王国副首相(H.E. Dr. Somkid Jatusripitak, Deputy Prime Minister)との間で,双方の関係閣僚が同席する中で第4回日タイ・ハイレベル合同委員会を開催したところ,概要は以下のとおりです。
冒頭,両国の間で文書を交換したほか,同委員会終了後に日タイ共同プレス声明を発表しました。

1 菅官房長官から概要以下のとおり述べました。

(1)ソムキット副首相の訪日を歓迎するとともに,タイ北部の洞窟から少年とコーチが全員無事に救出されたことを嬉しく思う,また,亡くなられた救助隊員に対するお悔やみを申し上げる。

(2)大阪府北部を震源とする地震及び平成30年7月豪雨に際するタイ政府からの被災地への義援金に感謝する。

(3)環太平洋パートナーシップ協定(TPP11),東アジア地域包括的経済連携(RCEP),エーヤワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略会議(ACMECS)等は地域の経済秩序に関わる重要なもので「自由で開かれたインド太平洋戦略」と密接に関連しており,タイと共に地域の将来を作り上げていきたい。

(4)本年東京で開催予定の日メコン首脳会議に向け,ACMECS・マスタープランとも効果的に連携していきたい。

(5)5,400社を超える日本企業がタイに進出しており,その主要な進出先でもある東部経済回廊(EEC)の開発は,タイの産業高度化の鍵を握っており,我が国としても協力を推進していきたく,また,引き続き,タイが重視するインフラ整備を我が国のインフラ輸出支援とリンクさせ,タイの産業高度化を後押ししていく。

2 これに対し,ソムキット副首相から,概要以下のとおり述べました。

(1)豪雨被害に対してお見舞い申し上げる。プラユット首相から同災害への500万バーツの義援金をお渡ししたが,他にもタイ政府として力になれることがあれば,是非教えて頂きたい。

(2)タイ北部の洞窟で閉じ込められていた少年達のために,JICAの専門家がタイに派遣されたことに感謝する。

(3)昨年の600人の経済関係者とともに世耕弘成経済産業大臣がタイを訪問の上セミナーを開催したことにより,現在まで多くの案件が形成され,両国の協力関係が緊密となったので感謝したい。

(4)ACMECSマスタープランは歴史上初めてメコン地域の5カ国がまとめたマスタープランである。今後タイとして,日メコン首脳会議へ向けて協力していきたい。タイが考える人材育成及びインフラ整備について,リンクさせていきたい。

(5)タイのTPP11への参加の意向が示され,タイの参加に対する日本の支援を期待する。また,EECにおいて,タイランド4.0を日本政府が推進するコネクティッド・インダストリーやソサエティ5.0とリンクさせていきたい。

3 続いて,両国が高い関心を有する諸分野の中で,特にTPP11,JTEPA,RCEP,タイランド4.0のための産業連携とEEC,鉄道協力,日タイの地域と地域の協力等について,出席閣僚の間で有意義な意見交換が行われました。

主要同席者
(1) 日本側:世耕弘成・経済産業大臣,石井啓一・国土交通大臣,越智隆雄・内閣府副大臣,中根一幸・外務副大臣,和泉洋人・内閣総理大臣補佐官
(2) タイ側:コブサック首相府付大臣,アーコム運輸大臣,ソンティラット商務大臣,ウッタマ工業大臣,ウィラサック外務副大臣

コネクティッド・インダストリーに関する経済産業省とタイ工業省の枠組文書
(1) 日本側署名者 : 世耕弘成経済産業大臣
(2) タイ側署名者 : ウッタマ・サワナヤナ工業大臣
概要 : 経済産業省とタイ工業省の間で,EECを中心としたタイ産業の高度化に向け,日本産業界の声を伝えるための日タイ対話の実施,インフラを含めたEECに係る情報共有等の協力を表明するもの。
(引用ここまで)

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