2018年11月4日
PJA NEWS)EECエリア、水不足問題が深刻に

タイのEEC(東部経済回廊)開発にともない、開発現地では水不足の問題が引き起こされている事が現地報道で伝えられています。

一昨日の11月2日、Nationが以下の記事を配信しました。

Nation)EEC threat to water resources (2018年11月2日)
EEC開発、水不足問題を引き起こす
http://www.nationmultimedia.com/detail/national/30357706

現地報道では、EECエリアでは水不足問題が深刻になっており、専門家が警鐘を鳴らしている事が報じられています。

報道によると、水不足はEECプロジェクトにより同エリアに急速に工業団地などを開発し、かつ人口が増加した事で引き起こされています。

同エリアのチョンブリ県、ラヨーン件、チャチュンサオ県では、今後は特に雨不足の折などに深刻な水不足問題を引き起こす懸念が高まっており、専門家によれば、すでにチョンブリ県、ラヨーン件では水不足の問題が起き始めていると指摘しています。

専門家の試算によると、現在の水の需要は年間で739(100万立方メートル)、これに対して現在の供給可能量は年間941(100万立法メートル)。

ところが、このペースでEEC開発を進めて行くと需要量は1,210(100万立方メートル)になり、深刻な水不足問題に直面しているというのが指摘されている内容です。

 

EECプロジェクトは、水不足や環境問題なども解決していかなければ発展できません。

この水源問題のような公共性の高い問題は、地域政府はもちろん、中央政府ともに当局の対策の立案能力、具現化の力が求められますので、それがどのように対応されるか、注目が集まります。

同時に日本の視点で見ると、公害問題や水不足問題などは日本でも同様の問題を克服してきた実績が、多くの日本企業にはあるので、新たなビジネスチャンスも大きいのではないかと思います。

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