PJA NEWS)2018年11月25日

アユタヤで、ホテル従業員が工業団地経営者に喫煙を注意し殴られ、大きな反響に

現地メディアによると今月初めの11月6日夜7時過ぎ、アユタヤのホテル”Krungsri River Hotel”で勤務していたホテル従業員のPanitaさん(25歳)は、VIP用のダイニング・ルームで食事をとっていた顧客が、ダイニングルーム内は禁煙なのに煙草を吸っていたため、これを注意しました。

すると顧客は逆上し、注意したPanitaさんを追ってダイニングルームから廊下にまできて、Panitaさんの顔面を平手打ちにしました。

殴られた際にPanitaさんは、この顧客たちから”俺たちは大手工業団地のオーナーやアユタヤの政府高官だぞ!”という風に言われたといことです。

Panitaさんは11月6日のうちに、殴られた被害をアユタヤの警察に届け出ました。

しかしその後、警察の捜査の動きが遅いのを受けて、Panitaさんたちは殴られた際の監視カメラの証拠映像をFacebookに投稿しました。

その映像が以下のものです。FacebookなどSNSで大きく拡散しており、下記の映像だけでもシェアが1万を超え、再生回数は100万回を超えています。(*)

(*2018年11月25日本記事執筆時点)


(Facebookに投稿された動画)

この監視カメラの動画の拡散により、各現地メディアが大きく報道しました。

映像に出ている殴った人物はすぐに特定され、タイのナコーンラチャシマにあるナワナコーン・ナコーンラチャシマ工業団地の経営者、Surasi Haengsuwan氏だとタイメディアが大きく報じていました。

以下、現地メディアKaosodの一昨日の記事などを紹介します。

Kaosod 2018年11月23日記事 (以下はタイ語記事となります、Kaosodのニュース動画付き)
https://www.khaosod.co.th/special-stories/news_1864500

現地メディアのKaosodでも、顔写真付きで掲載されているのがわかりますね。

Surasi氏の経営する工業団地のナワナコーン・ナコーンラチャシマ工業団地は、ナワナコーン公社運営の工業団地です。

ナワナコーン公社は二か所に工業団地を運営していますが、そのうちの一つでナコーンラチャシマにあるのが、この工業団地です。

ナワナコーン・ナコーンラーチャシーマー工業団地(Wiki)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%AF%E3%83%8A%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E5%9B%A3%E5%9C%B0

ナワナコーン工業団地ウェブサイト
https://www.navanakorn.com/

メディアやインターネット上で動画やニュースが拡散していく中で、この平手打ちをしたSurasi氏には批判が殺到しました。

世論を受けてタイ警察は11月15日、Surasi氏へ聴取のための呼び出し状を出しましたが、Surasi氏は呼び出しに応じませんでした。

そこでタイ警察はSurasi氏に対し、11月29日までに聴取に応じない場合は逮捕するという警告を実施していました。

このように大きな反響を集めながら推移していた本事件ですが、Surasi氏が被害者に謝罪と賠償金4万バーツを支払って解決となった事が、現地メディアの以下のバンコクポストで本日、報道されています。

Bangkok Post)Face slapper pays victim B40,000 (2018年11月25日)
バンコクポスト)顔面平手打ち事件、被害者に4万バーツ賠償
https://www.bangkokpost.com/news/general/1581658/face-slapper-pays-victim-b40-000

上記記事に書かれている経緯は、既に上記に日本語で記載した経緯概要とほぼ同じ内容です。

解決した事が大きく報道されるほどですから、事件についてのタイ国内での反響の大きさがわかりますね。

刑事事件の方は、Surasi氏は1,000バーツの罰金となったという事が警察のコメントとして報じられています。

被害者のPanitaさんもFacebook上で、アユタヤの知事、警察高官、ホテル経営陣、真実を報じてくれたメディアの方々などに感謝の言葉を書いていますので、この件は収束に向かうと見られています。

 

タイでは貧富の差が激しく、富の再配分も少ない為、生まれつき金持ちのタイ人が一定数おり、この貧富の差が固定化しやすい傾向があります。

そうすると、生まれながらの富裕層のタイ人などによる、一般のタイ人への態度があまりにも横柄なことが問題となるケースが多くあります。

しかしながら、現状ではそのようなケースも、インターネットのSNSでの拡散やタイメディアでの報道なども含めて反響が大きくなることで、タイ国内でも弱者である被害者が救済される方向で解決する事があるのがわかりますね。

インターネットによる情報の拡散や、来年に予定されている選挙などにより、タイの民主化がどのように進むのかが興味深くなるニュースです。

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