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タイ刑務所が舞台!映画「暁に祈れ」と、タイの”いきなり刑務所”(映画予告編付き)





PJA NEWS)2018年12月13日

タイ刑務所が舞台!映画「暁に祈れ」と、タイの”いきなり刑務所”

先週土曜の12月8日から、タイの刑務所が舞台の映画「暁に祈れ」が日本で上映開始され、今週日曜の16日まで、日本各地の映画館で上映されています。

映画の原作はビリームーアの自伝小説で、あらすじは以下の通り。

(あらすじ)
イギリスのリバプール出身のボクサー、ビリームーアは、人生を変えようとタイにやって来た。
しかしタイで薬物におぼれ、警察に逮捕されタイのチェンマイの刑務所に収監される。
その刑務所は殺人、レイプ、麻薬が横行する世界、そこでビリーは死と隣り合わせの生活を送るが、刑務所内のムエタイ・チームに希望を見出すようになる。その後のビリーの運命は!?

映画「暁に祈れ」公式サイト
http://www.transformer.co.jp/m/APBD/

映画の予告編映像はこちら

予告編を見ても、タイ語には字幕をつけず、タイの刑務所で言葉がわからない恐怖を伝える工夫がされていますね。

この映画は日本でも、一昨日の以下の文春オンラインでも紹介されて話題となっています。

文春オンライン)ビリー・ムーアの壮絶な自伝小説を映画化 「暁に祈れ」を採点 (2018年12月11日)
http://bunshun.jp/articles/-/9963

タイのパタヤでも、映画のリアリティのある表現が話題となっています。

監督によると、この映画では刑務所のリアルティを求めて当初はタイの刑務所でロケをしようとしたものの、当局から許可が下りず実現できなかったそうです。

そこで、古くなって使われなくなったばかりの刑務所が見つかったので、そこを使ってリアリティある刑務所の映像を撮影したとのこと。

ただ、ラストシーンの千人の観衆が集まる試合は、どうしても本物の刑務所で撮る必要があり、そこはタイではなくフィリピンの本物の刑務所でロケをしたそうです。

映画の反響は大きいようで、以下の通りPJA会員でもありグルメ部のアドバイザーもしてくれているヒデさんが、映画の上映で記事へのアクセスが増えている事を今日書かれています。

ヒデヨのジョムティエンビーチ便り
「12月16日(日)まで、タイ刑務所が舞台の映画「暁に祈れ」が、日本各地で絶賛上映中」

(Image) Photo by Carles Rabada on Unsplash

ヒデさんもブログに書いている通り、タイの刑務所についてはタイ在住の日本人の間でも、相当に過酷な環境らしいと話題になることは多くあります。

そしてもう一つ話題になるのは、タイで逮捕された場合、留置場に行くだけでなく、いきなり過酷なタイの刑務所に行く制度がある事です。

この制度についてタイの弁護士事務所に確認した所、この制度はタイの留置場や拘置所が不足しており、やむなくタイの刑務所の中の一部を留置場、拘置所として利用している為にある制度ということです。

つまり、単に留置場や拘置所の場所として、刑務所内の一部の場所を使っているというものなんですが、外人からすると、まだ裁判も何もしてもいないのに、いきなり刑務所に連れて行かれる制度があるというのには驚いてしまいますね。

そのため日本人の間ではこの制度のことを「いきなりステーキ」とかけて、「いきなり刑務所」とか、「俺の刑務所」などと冗談めかして呼んだりしている人もいます。

 

この制度があるからではありませんが、タイでも違法行為をして捕まれば、当然ながら厳しく罰せられます。

タイの法律に違反しないようにするのは勿論、タイに住む日本人として、良識ある行動を心がけ、日本人が評価をしてもらえるように行動しましょう。

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