2019年1月6日 PJA NEWS)

米兵、妻殺害後タイへ脱走、パタヤ等に潜伏か!?

米国のカーソン基地の21歳の米兵が、妻を殺害しタイへ逃走した容疑で指名手配されています。

妻の殺害と遺棄、逃走の容疑については、以下のFox News、IndyStarなど、米国で多数で報じられています。

Fox News)US soldier charged in wifes killing flees to Thailand.
Fox news)米兵、妻殺しの上でタイへ逃亡容疑
https://www.foxnews.com/us/us-soldier-charged-in-wifes-killing-flees-to-thailand

IndyStar)Soldier accused of murder, military desertion after wife found in dumpster in Indianapolis (2019年1月2日)
IndyStar)米兵、インディアナポリスでゴミ箱から発見された妻の遺体について、殺人と死体遺棄、軍からの逃亡容疑

https://www.indystar.com/story/news/crime/2019/01/02/indianapolis-crime-soldier-peter-van-bawi-lian-charged-killing-wife-dumping-body/2467838002/

各報道をまとめると、報道されている概要は以下の通りです。

米国のカーソン基地に所属していた米兵でミャンマー系アメリカ人のピーター・リアン(21歳)は、妻のPar(27歳)と、米国のコロラドスプリングスのカーソン基地の近くで暮らしていました。

カーソン基地というのは以下の場所にある米軍の基地で、米軍の第四歩兵師団、第10特殊部隊グループが駐屯しています。

ピーター・リアン(Peter Lian)容疑者(21歳)
(写真:米国インディアナポリス市警察)

このピーター・リアンは家庭内で妻に暴力をふるい、事件を起こしていました。

2018年11月末、ピーター・リアンは妻のParと口論をすると、妻の首を絞めて窒息させ、母国語のミャンマー語で「殺してやる」などと叫んでいました。

妻のPar(27歳)
(写真:米国インディアナポリス市警察)

11月30日、ピーター・リアンは妻のParに暴行と脅迫をした容疑で、妻から警察に刑事告訴をされました。その翌日の12月1日、妻のParは安全のために、アメリカの中西部のインディアナ州の州都、インディアナポリスに移動しました。

コロラドスプリングスの警察は告訴を受けて、ピーター・リアンを、妻への傷害、脅迫の容疑で逮捕しました。12月3日には、コロラドスプリングスの裁判所はピーター・リアンに、妻への接近禁止命令を出していました。

 

その後ピーター・リアンは保釈されると、12月21日にはカーソン基地で目撃されていますが、それが基地で目撃された最後の目撃情報となりました。

その翌朝の12月22日の朝、ピーター・リアンはコロラドスプリングスの空港からシカゴ経由でインディアナポリスへ行き、同地に午後4時頃到着しました。

そして翌日の12月23日の朝、妻のParは遺体となって、インディアナポリスの町の南側のゴミ箱にあったスーツケースから発見されました。

発見したのはホームレスの女性だったとIndyStarが報じています。

ピーター・リアンは飛行機でインディアナポリスから香港に逃亡し、12月24日には香港からタイのバンコクのスワンナプーム空港へ逃亡、その後の行方は不明です。

米国の現地警察はピーター・リアンを殺人と死体遺棄の容疑で指名手配し、12月26日に、米軍は米兵であるピーター・リアンに対して、脱走の容疑で指名手配しています。

 

上記の経緯でタイのバンコクのスワンナプーム空港へ逃走したピーター・リアン容疑者ですが、その後は上記報道の時点までタイ国外への出国記録も見つかっていないため、タイ国内に潜伏している可能性が高く、2019年1月6日現在、その潜伏先はタイ国内、パタヤなどが有力ではないかと一部で言われています。

これを受けて、パタヤの現地英字メディアのPattaya Oneは本日の2019年1月6日、本事件をピーター・リアンの顔写真と共に報じています。

Pattaya One)US Army Deserter charged with murdering wife flees to Thailand, possibly in Pattaya (2019年1月6日)
Pattaya One)米兵、妻殺害と遺棄の容疑でタイへ逃亡、パタヤへ潜伏か?

US Army Deserter charged with murdering wife flees to Thailand, possibly in Pattaya

Pattaya Oneでも、ピーター・リアンらしき人物の情報があれば、現地の警察や在タイ米国大使館への連絡を求めています。

 

タイ国内におられる方、特にパタヤにおられる方などは、このような殺人・死体遺棄事件の逃走中の犯人が潜伏している可能性がありますのでご注意下さい。

また、ピーター・リアンらしき人物を見かけられた等、情報がありましたら、在タイ米国大使館や現地警察などに御連絡下さい。

現地警察や在タイ米国大使館等への言葉の問題があれば、もちろんPJA(パタヤ日本人会)でも支援を実施しています。

 

参考)在タイ米国大使館(バンコク)連絡先

所在地: 95 Witthayu Rd, Khwaeng Lumphini, Khet Pathum Wan, Krung Thep Maha Nakhon 10330
電話: +66 2 205 4000
Web: https://th.usembassy.gov/
地図

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