タイ、2月24日の選挙実施は不可能に 抗議デモが広がる
一昨日にPJA NEWSでも以下のニュースを報じた通り、タイでは選挙実施日程を2月24日から動かさないように求める抗議のデモが続いていますが、その続報です。
タイでは昨日、来月の2月24日に選挙を実施する場合の法令の実質的な交付期限でしたが、昨日までに同法例は交付されず、2月24日の選挙実施は不可能となりました。
タイ現地の大手英字メディアBangkok Postが伝えています。
Bangkok Post)EC:Feb 24 now impossible (2019年1月10日)
Bangkok Post)選挙管理委員会、2月24日の選挙実施は不可能に
https://www.bangkokpost.com/news/politics/1608898/ec-feb-24-now-impossible
報道によると昨日の2019年1月10日は、2月24日に選挙を実施するために必要な法令交付の期限の日でしたが、法令が昨日までに交付されず、2月24日の選挙は実施不可能となりました。
法令についてはWissanu副首相は先月の12月中旬に、法令は国王陛下に提出されている途中にあると説明していました。
選挙管理委員会の情報筋によると、同委員会はもともと法令交付後に選挙を実現するまでの必要期間は53日としていましたが、スケジュールが非常に厳しいため45日に短縮して設定していました。
しかしその期限である昨日までに法令は交付されず、2月24日の選挙実施は実質上不可能となりました。
上記が報道されている概要です。
現状は、3月の選挙日程となるのではないかという見込みは報じられていますが、選挙管理委員会、タイ政府ともに選挙日程を最終決定していません。
これまでにPJA NEWSでも報じていた通り、プラユット首相などタイ政府要人は、選挙日程の決定は選挙管理委員会の決定事項と語っていますが、選挙管理委員会は、選挙日程の決定には法令の交付が必要としており、選挙日程がいまだ確定しない状況が続いています。
一方で、バンコク、地方とも、2月24日の選挙実施を求める集会は広がりを見せており、2月24日の実施が実質上不可能となった事で、さらに集会などの動きが広がる可能性があります。
これについては在タイ日本大使館からも以下の通りの注意喚起もありましたので、皆様も安全確保には十分にご留意下さい。
今後の状況の推移についてはPJA NEWSでも続報の予定です。
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