2019年1月17日 PJA NEWS)

プラユット首相、選挙遅延を認める

昨日の以下の1月16日PJA NEWSの選挙関連ニュースについて、続報です。

PJA NEWS)アピラット陸軍司令官、選挙早期実施を求める抗議に警告 (2019年1月16日)
https://pattayaja.com/2019/01/16/pja-news%e3%82%a2%e3%83%94%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88%e9%99%b8%e8%bb%8d%e5%8f%b8%e4%bb%a4%e5%ae%98%e3%80%81%e9%81%b8%e6%8c%99%e6%97%a9%e6%9c%9f%e5%ae%9f%e6%96%bd%e3%82%92%e6%b1%82%e3%82%81%e3%82%8b/

今朝のタイ現地大手英字メディアのNationの以下のニュースをお伝えします。

Nation)PM finally says it: election date will be changed (2019年1月17日)
Nation)プラユット首相、選挙遅延を認める
http://www.nationmultimedia.com/detail/breakingnews/30362387

報道によると、タイののプラユット首相は昨日の1月16日(水)の会見で、選挙が予定されていた来月の2月24日には実施できず、選挙投票日が遅れることを初めて認めました。

プラユット首相は会見で「タイは完全な民主主義に向かっており、選挙は必ず実施されます。選挙の投票日は延期されるものの、5月9日までには実施されます。」と、選挙日程について語りました。

プラユット首相が来月の2月24日に予定していた選挙が実施できず、遅延する事を認めたのは、昨日の会見が初めてです。

選挙日程についてはタイ政府側はこれまで、ワチラロンコン国王陛下の戴冠式が5月に予定されている事から、その調整が必要である可能性について言及していました。

プラユット首相は昨日の会見で、「私は、この(戴冠式という)重要な機会を平和的に行いたいのです。選挙は戴冠式の日程と重なるべきではありません。それが(選挙日程遅延の)唯一の理由です。」と語りました。

ここまでが、報道されている概要です。

(プラユット首相 写真:タイ首相府)

PJA NEWSでも既報の通り、今年2月の選挙をめぐってはプラユット首相は昨日まで変更を認めていませんでしたが、タイ副首相は選挙は戴冠式の日程との調整から遅延する可能性を言及しており、選挙管理委員会は、選挙の準備・実施期間の関係から、2月24日の実施は実現不可能としていました。

これまでの所、タイ政府側は選挙日程の決定は選挙管理委員会の決定事項だとし、選挙管理委員会はタイ政府からの選挙日の法令が公布されなければ選挙日程は決定できないとして、どちらも最終的な選挙日程の決定をしておらず、選挙日程は不透明なままです。

これまで、情報筋では今年の3月24日などが選挙実施の有力日ではないかと目されているなど、選挙日程の憶測が多数報じられていますが、いずれも憶測にすぎないものです。

これを受けて、早期に選挙を求める抗議活動は活発化しており、バンコクでも選挙日が3月10日までに実施と明日の1月18日までに確定しない場合、2019年1月19日(土)にバンコクの民主記念塔に集まって抗議集会の予定と発表しています。
これに対し、
タイの陸軍司令官が抗議活動に警告を発するに至っています。

PJA NEWS)アピラット陸軍司令官、選挙早期実施を求める抗議に警告 (2019年1月16日)
https://pattayaja.com/2019/01/16/pja-news%e3%82%a2%e3%83%94%e3%83%a9%e3%83%83%e3%83%88%e9%99%b8%e8%bb%8d%e5%8f%b8%e4%bb%a4%e5%ae%98%e3%80%81%e9%81%b8%e6%8c%99%e6%97%a9%e6%9c%9f%e5%ae%9f%e6%96%bd%e3%82%92%e6%b1%82%e3%82%81%e3%82%8b/

尚、この1月19日(土)のバンコクの民主記念塔で予定されている抗議活動については、在タイ日本大使館からも注意喚起が出ています。
外国人である日本人の皆さまは巻き込まれたりする事の無いよう、同エリアには出来る限り近寄らない等、安全確保にご留意下さい。

PJA NEWS)在タイ日本大使館より、反政府集会の注意喚起(2019年1月15日)
https://pattayaja.com/2019/01/15/pja-news%E5%9C%A8%E3%82%BF%E3%82%A4%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E4%BD%BF%E9%A4%A8%E3%82%88%E3%82%8A%E3%80%81%E5%8F%8D%E6%94%BF%E5%BA%9C%E7%B3%BB%E9%9B%86%E4%BC%9A%E3%81%AE%E6%B3%A8%E6%84%8F%E5%96%9A-2/

また、上記の今朝のNationの報道によると、抗議活動はタイ各地に拡大しています。

上記報道によると、昨日はコーンケン大学で選挙の早期実施を求める集まりがあり、学生や一般の人が参加しました。
また、選挙の早期実施を求めるグループは今日、明日にもチョンブリのBurapha大学、ナコーンパトムのSilpakorn大学、チェンマイのチェンマイ大学、バンコクの首相府前などでも集会の予定です。これについては在タイ日本大使館からは注意喚起は本記事執筆時点(2019年1月17日13時30分頃)では出ていないようですが、いずれも巻き込まれないようにご注意下さい。

尚、在タイ日本大使館からの注意喚起情報は、以下から御覧下さい。

在タイ日本大使館ウェブサイト
https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(注記喚起などがある場合は、通常は上記の「重要新着情報・お知らせ」の欄に掲載されます。)

ワチラロンコン国王の戴冠式も5月に予定されています、PJAでも戴冠式も楽しみにして、戴冠式も平和に厳かに行われる事を願っています。

(写真:ワチラロンコン国王へ、PJAの鈴木会員の表敬の記念写真
PJA事務局に掲示しています)

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