2019年1月22日 PJA NEWS)

バンコクに”緊急公害管理区域”宣言を検討

昨日の、バンコクを中心に悪化した大気汚染のニュースの続報をお伝えします。

PJA NEWS過去記事)本日PM2.5汚染スモッグが悪化 バンコク全域 (2019年1月21日)
https://pattayaja.com/2019/01/21/pja-news%e6%9c%ac%e6%97%a5pm2-5%e6%b1%9a%e6%9f%93%e3%82%b9%e3%83%a2%e3%83%83%e3%82%b0%e3%81%8c%e6%82%aa%e5%8c%96%e3%80%80%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%82%af%e5%85%a8%e5%9f%9f/

タイ大手現地英字メディアBangkok Postが今朝、バンコクの大気汚染について次のように報じています。

Bangkok Post)Pollution dept, City Hall mull ‘haze emergency’ (2019年1月22日)
Bangkok Post)汚染管理局と市が緊急汚染警告を検討
https://www.bangkokpost.com/news/general/1615366/pollution-dept-city-hall-mull-haze-emergency

報道によると、昨日の2019年1月21日(月)からPM2.5などを含む汚染スモッグの公害がバンコクで悪化している事を受けて、PCD(汚染管理局)と市は、バンコクを「公害管理区域」と宣言する事を検討しています。

バンコクの環境局幹部によると、昨日の2019年1月21日にはバンコクの全区域でPM2.5の濃度が、安全とされる50マイクログラム/立方メートルを超えており、安全限界を超えてしまっていました。

市では現在、道路の清掃などを実施しています。

今回検討されている「公害管理区域」宣言は各地域の自治体に対し、公害の実態調査から、具体的な対処までの実施を、その内容の検討まで含めて、自治体が実施する事を認めるものです。

大学教授はコメントで、この宣言をする事を支持した事を語った上で、対策には学校で生徒、学生が屋外で活動をするのを避けたり授業を中断したりすることを含む可能性を語りました。また、現在行われている道路の清掃などは、PM2.5などの対策には効果が薄い可能性を指摘し、そうではなく、車への排ガス規制を厳格にするなどの対策をするべきだと語っています。

一方PCD(汚染管理局)の情報筋は、公害管理区域宣言がされるにあたり、経済や社会への影響を考えないといけないと語っています。

上記が、報道されている概要です。

(写真はイメージです)

Bangkok Postは以下に、大気汚染対策に取り組む様子をバンコクなどで撮影した写真のフォトギャラリーを掲載しています。

バンコクでの現場の様子がよく伝わる写真が多く掲載されています。

Bangkok Post)Smog threat:フォトギャラリー (2019年1月17日)
https://www.bangkokpost.com/photo/a-day-in-photos/1612678/smog-threat

昨日はバンコクでも大気汚染の悪化から、以下のようなツイートなども話題となっていました。

本日も以下などからPM2.5の指標を見ると、高い値が続いています。

PJA(パタヤ日本人会)の近くのレムチャバンでも本日(2019年1月22日)の昼の値で

124(Leam Chabang Municipal stadium)と、高い値となっています。

参考URL)タイの大気汚染:リアルタイム気質指数ビジュアルマップ
https://aqicn.org/map/thailand/jp/

PM2.5などを含む汚染スモッグは、人体に危険なものです。

特に子供さんや妊婦の方、ご老人の方などは悪影響を受けやすい為、皆様被害に合われないように、ご注意下さい。

PJAでは、タイの外国人としても、汚染スモッグなど公害への抜本的な対策を求めていきたいと思います。

以下にPJA(パタヤ日本人会)からの、汚染スモッグの注意と対処法について再掲します。

(汚染スモッグの注意と対処法について)

PM2.5を含む汚染スモッグの空気が、タイでも公害として深刻化しています。

この空気を吸い込んでいると、PM2.5は呼吸器の奥の肺胞などに容易に入ることから、呼吸器が深刻な被害を受けてしまいます。
これにより、特に呼吸器系の肺がんやぜんそく、気管支炎などのリスクが高まります。

汚染スモッグの酷い折は、外にいる時はマスクの着用などが必要ですが、通常のマスクでは超微粒子のPM2.5は防げません。
N95マスク(*1)や、日本のDS1(*2)のように、PM2.5を防ぐことができるマスクを着用される事が必要です。

*1:米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格。
*2:日本の厚生労働省が定めた規格。DS1やDS2などの種類がある
DS1は日本の規格のため、タイでPM2.5対応マスクを購入の際は「N95マスク」と言われる方が、伝わりやすいです。

特に小さな子供さんや、妊婦、老人、疾患がある方は、汚染スモッグに被害を受けないよう、気をつけられて下さい。

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