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PJA NEWS)パタヤ WSで路上パフォーマーの金銭要求が問題に






2019年1月23日 PJA NEWS)

パタヤ WSで路上パフォーマーの金銭要求が問題に

タイのパタヤの最大の繁華街、ウォーキングストリート(Walking Street)で、路上でパフォーマンスをする人間からの金銭要求が問題となっています。

パタヤの大手英字メディア、Pattaya Oneが伝えています。

Pattaya One)The Walking Street Magician that won’t play unless you pay!! (2019年1月23日)
Pattaya One)WSの路上マジシャンは、金を払わなければパフォーマンスもしない!
https://pattayaone.news/en/walking-street-magician/

(写真:Pattaya One)

上記報道によると、Walking Streetに現れる、タバコを使ったマジックショーを披露しているパフォーマーは、通常のパフォーマンスは良ければ終了後にチップを払うというものですが、そうではなく、最初からお金を要求し、しかも金が十分に集まらないと路上パフォーマンスもしない為に悪い意味で話題となっているというものです。

これについては複数の証言というか苦情が確認されており、証言者の一人によると、ある時は4~6人ぐらいが一人あたり100バーツのチップを払って合計400~600バーツが支払われても、まだ金が足りないとして、パフォーマンスもせず荷造りをして居なくなったということで、これは問題ではないか、という趣旨で記事が書かれています。

このパフォーマンスについては、以下の動画のものとのこと。

報道されているのは上記の趣旨です。

路上パフォーマンスで金銭を得ている人間が、400~600バーツを先にもらっても演技もしないでいなくなる、これが本当に横行しているとしたら、パタヤのイメージが悪くなりかねないニュースですね。

本件について法的な見解も得る為に弁護士事務所に確認し、その見解を元に以下を書きますが、法的には、そもそも”路上”で”不特定多数”から労働をして金銭を得る行為は、タイ人で、かつその許可を得ていなければ違法行為となりうるものです。

これは、たとえば以下の過去記事でも取り上げた「乞食行為」も同様に違法で、タイ人で、かつ許可を得ていなければ違法となります。

PJA NEWS)パタヤ:8人の幼児を乞食に利用、6人の移住者を逮捕 (2019年1月10日)
https://pattayaja.com/2019/01/10/pja-news%E3%83%91%E3%82%BF%E3%83%A4%EF%BC%9A8%E4%BA%BA%E3%81%AE%E5%B9%BC%E5%85%90%E3%82%92%E4%B9%9E%E9%A3%9F%E3%81%AB%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%80%816%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E8%80%85%E3%82%92/

今回のケースで言うと、この路上パフォーマーが外国人かタイ人かは不明ですが、タイ人で、かつ路上パフォーマンスの許可を得ていなければ、そもそも路上パフォーマンスで金銭を得る行為が違法行為と考えられます。

そして仮にタイ人で許可を得ているとしても、ニュースで書かれている通りで、400~600バーツものお金をもらっても、金が足りないと言ってパフォーマンスもしないで居なくなるというのが本当なら、そりゃぁ批判を浴びるでしょう。

現地のパタヤの感覚で言えば、400~600バーツといえば、当地チョンブリ県の最低賃金の日給を超える金額です。

れをたった一回の手品で稼げるのに、御礼を言うどころか、足りないといって演技もしない!?というのが、多くの普通の反応ではないでしょうか。

パタヤは世界的な観光都市を目指しているリゾート地です。その中の観光スポットの一つのWSも、観光客が安心して、気持ちよく過ごせる場所になってほしいと思います。

 

補足)上記のタイの路上で不特定多数から金銭を得る行為について。

記事中の「路上で不特定多数から金銭を得るにはタイ人でも許可が必要」という点について、少し説明を補足します。

実際にはタイの路上で乞食やパフォーマンス、販売をしているタイ現地の人間が、きちんと役所で許可を得ているケースは稀ですから、路上には無許可の行為が溢れているのが現在の実情です。

しかしながら、このような行為を、特に外国人が行う場合は違法性が高く、その取り締まりが実施されています。

外国人が路上で不特定多数から資金を得て事件となった最近の具体的なケースとしては、調べたところ以下のようなものがありました。

バンコク:エンポリウム(デパート)の前で日本人が「熊本地震の寄付金」を不特定多数から募っていた。タイ警察が逮捕。

バンコク:MBKの前で白人男性が「タイ人女性にお金を取られて帰国資金が無い」とプレートを出して、不特定多数から金銭を得るために座っていた。タイ警察が逮捕。

バンコク:カオサンで、外国人複数が「日本の東日本大震災被災者への寄付」を募って不特定多数から金銭を集めていた。タイ警察が当該複数を逮捕。

またパタヤでも先週、フィリピン人女性3人が、実態のないチャリティーへの寄付を不特定多数から募って、音楽のパフォーマンスもして金を得ていたとして、タイ警察パタヤ警察署に逮捕されたニュースがあったばかりです。

タイランドハイパーリンクス)パタヤでフィリピン人3人が貧しい子供達のための募金活動、無許可のため逮捕 (2019年1月17日)
https://www.thaich.net/news/20190117kq.htm

上記のフィリピン人3人のケースでは、「チャリティーのためだった」と言って、レストランやバーに外国人が行って音楽を演奏して「不特定多数から金銭を受け取る」行為をしていました。当然ながら、これには許可がなければいけません。

パタヤ警察署によると、先週逮捕した上記フィリピン人3人のケースは、そもそも外国のフィリピンにあるチャリティーなんて実態もなく、虚偽のチャリティー活動の名目で金銭を集めていたと見られるということです。

タイでチャリティーも法規制をしている趣旨は、もともとタイではチャリティーと言いながら、実際にはチャリティーなど嘘で懐に入れているケースが多発していた事によるものという事ですから、そりゃぁこのようなケースは取り締まられますね。

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