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タイ総選挙、票の買収等を防ぐ取り組みが求められる






2019年1月28日 PJA NEWS)

タイ総選挙、票の買収等を防ぐ取り組みが求められる

タイの選挙関連のニュースです。

3月24日に投票日が予定されているタイの総選挙ですが、タイ国民においては選挙プロセスが公正にされることへの期待は低い状態が続いています。

タイ現地英字メディアのBangkok Postは昨日、それを示すNIDAの世論調査結果を伝えています。

Bangkok Post)Majority expect rampant vote-buying in election: Nida Poll(2019年1月27日)
Bangkok Post)選挙で票の買収が横行するという予想が多数派
https://www.bangkokpost.com/news/politics/1618650/

報道によるとNIDA(タイ国立開発行政研究院)は1月23~24日に電話調査で18歳以上の多様な回答者から1250サンプルの回答を回収する世論調査を実施しました。

その結果、78.16%の大多数は票の買収が行われると予想しており、選挙のプロセスの透明性、公正性への信頼が低い状態である事が示されています。

参考)実際のNIDA Pollの発表資料は、以下からダウンロードできます。
20190126NIDApoll (タイ語資料、PJA NEWSからのダウンロードとなります。)

これを受けてBangkok Postは本日の記事で、以下の記事を掲載しました。

各政党の幹部のコメントを引用しながら、選挙管理委員会に公正なプロセスの選挙の実施が求められている事を伝えています。

Bangkok Post)Nation cynical about election (2019年1月28日)
Bangkok Post)国民は選挙にシニカルな見方
https://www.bangkokpost.com/news/politics/1618794/nation-cynical-about-election

記事ではタイの民主党の代理スポークスマンのコメントとして「選挙管理委員会は、このような不正な力が働かないよう注視し監視しなければいけませんし、人々も、このような不正な力が高まってしまうのを防ぐよう努力しなければいけません。」とするコメントなどをトップに紹介、公正なプロセスが求められている事を伝えています。

(写真はイメージ)

上記のNIDA Pollの発表した電話調査の調査結果を見ると、約8割が選挙での票の買収があると思うと答えるほどに、票の買収なども横行してしまっているのがわかります。

PJA(パタヤ日本人会)のあるタイのチョンブリ県でも、選挙管理委員による説明が行われ、選挙が民間団体などの勢力に影響されるのを防ぎ、票の買収なども防いで、人々が独立して自由に投票がされるよう説明が行われたことが今日のパタヤ現地英字メディアのPattaya mailで以下の通り報じられています。

Pattaya Mail)Election commissioner briefs PBTA (2019年1月28日)
http://www.pattayamail.com/news/election-commissioner-briefs-pbta-243018

各報道を見ても、タイで「公正な」選挙を実現するのがいかに難しいかがわかりますね。

外国人の目線で見ていても、票の買収で選挙がされてしまったのでは、現場では「A党に入れたら500バーツもらえるけど、B党に入れたら1000バーツもらえる!」といった状況になってしまい、訴えている内容や政治家の人物で選挙が公正に行われるべきとする民主主義の根幹が崩れてしまいます。

 

大衆はきわめて賢明であり、またきわめて公正である。

したがって、これを信頼し、これに基盤を置いて、この大衆に最大の奉仕をするところに、民主政治の真の使命があり、民主主義の真の精神がひそんでいると思うのである。

国家繁栄への道も、ここから始まる。

松下幸之助 「道をひらく」より引用(*)

松下幸之助が語った通り、大衆は本来、きわめて賢明で公正であるとして、それを前提としたのが民主主義の根幹です。

松下は経営の神様と言われた経営者ですが、松下の取り組んだ商売の世界でも、大衆は確かに非常に賢明、公正に企業や商品を選ぶ購買行動をしているわけですから、選挙も同様に賢明、公正にできるはずだという考え方を語ったものだと思います。

これはタイでも同様ではないでしょうか。賢明、公正に購買行動ができる大衆は、報道されているように目先に金銭が出されて票が買収されたり、特定の団体からの圧力で票がゆがめられたりする事がなければ、賢明で公正に選挙も実現できるはずと思います。

外国人としても、民衆が自分が選挙を公正にしても「どうせ変わらない」とか思うのではなく、ましてや目先の金銭で動くのではなく、選挙における票の買収や不正を官民をあげて厳格に防ぎ、国民が国のあるべき姿を考えて、自由な意思により投票する、公正な選挙が行われる事を期待しています。

 

(*)松下幸之助の「道をひらく」(PHP文庫、1968年5月1日初版刊行)に載っている言葉の一つです。

松下は自信の経営哲学を説明した際にも、大衆は賢明、公正であり、正しい商品を選ぶという事を語っている記録がありますので(1952~59年頃の松下の発言をまとめた本「道行く人もみなお客様」など)、松下の信条として同様の話をいつもしていたものだと思います。

なお、上記の言葉の前には以下の説明があり、その上での言葉ですので、以下に全文を引用します。

(引用)

大衆は愚衆である。だから、この愚かな大衆に意見を聞くよりは、偉大なる一人の賢人があらわれて、その独裁によって政治が行われることが、もっとも望ましい。かつての大昔、だれかがこんな考えを世に説いて、それが今日に至るも、なお一部には、達見として尊ばれているようである。

たしかに大衆には、こうした一面があったかもしれない。そしてこうした考えから、多くの誤った独裁政治、権力政治が生み出され、不幸な大衆をさらに不幸におとしいれてきた。

しかし、時代は日とともに進み、人もまた日とともに進歩する。今や大衆は、きわめて賢明であり、そしてまたきわめて公正でもある。

この事実の認識を誤る者は、民主主義の真意をふみはずし、民主政治の育成を阻害して、みずから墓穴を掘り進むことになるであろう。

くりかえしえて言うが、今日、大衆はきわめて賢明であり、またきわめて公正である。

したがって、これを信頼し、これに基盤を置いて、この大衆に最大の奉仕をするところに、民主政治の真の使命があり、民主主義の真の精神がひそんでいると思うのである。

国家繁栄への道も、ここから始まる。

(ここまで引用)

松下幸之助 現パナソニック社の創業者
Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E5%B9%B8%E4%B9%8B%E5%8A%A9

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