タイ軍政派政党、次期首相候補にプラユット首相など3名を指名
タイの選挙関連ニュースの続報です。
タイの現軍政の親軍政党であるバランプラチャーラット党(国民国家の力党)は2019年1月30日、首相候補の3名としてプラユット現首相と、ソムキッド副首相、同党の党首となったウッタマ工業相を選挙管理委員会に指名して届出をする方針を明らかにしました。本命は勿論、プラユット現首相だとみられています。
これは現地メディアなどでも、以下のタイ大手英字メディアのBangkok Postの記事のように大きく報道されており、バランプラチャーラット党が3月24日の選挙で勝利した場合の次期首相はプラユット首相が最有力であることが明確になりました。
ウッタマ大臣は同日の2019年1月30日付けで工業相を辞任し、選挙に集中するとしています。
Bangkok Post)Prayut on PM candidate list for Palang Pracharath (2019年1月30日)
Bangkok Post)プラユット首相、バランプラチャーラット党の首相候補に
https://www.bangkokpost.com/news/politics/1620586/prayut-on-pm-candidate-list-for-palang-pracharath
日本でも、メディアが報じています。以下に朝日新聞DIGITALの記事を紹介し一部引用します。
(朝日新聞DIGITAL)軍事政権のタイ暫定首相、首相候補に 8年ぶり総選挙 (2019年1月31日)
https://www.asahi.com/articles/ASM1Z64JKM1ZUHBI02H.html?iref=comtop_list_int_n01
(以下、引用)
タイの新党・国民国家の力党は30日、軍事政権のプラユット暫定首相ら3人を、3月24日に行われる総選挙の首相候補とする方針を明らかにした。プラユット氏らの了承を得て、期限の2月8日までに選挙管理委員会に届け出る。本命がプラユット氏であることは確実で、軍主導の政権の継続を目指す姿勢が明確になった。
ほかの2人は同党の党首で30日付で工業相を辞任したウッタマ氏と、軍政のソムキット副首相。今回の選挙では、各党が3人まで首相候補を届け出ることができる。ソンティラット幹事長は30日、記者団に「(首相候補に関する)党の決定は市民の支持を集めるだろう」と述べた。
(ここまで引用)
今回の指名により、選挙後も次期首相はプラユット首相が続投する見込みであることが明確になりました。
他の政党も同様に、首相候補の届出を進めています。
今後の選挙の動きに、さらに注目が集まります。
PJAニュースでも引き続き、選挙関連のニュースは続報の予定です。
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