2019年2月9日 PJA NEWS)

パタヤ 大型コンドUnixxで違法短期賃貸の大規模摘発

2019年2月6日(水)の午後、パタヤ南部のサウスパタヤのプラトゥムナックにある高層タワー・コンドミニアムのUnixx South Pattaya(開発:Raimon Land Public Company Limited、代表者Lee Chye Cheng, Adrian、タイ証券取引所<SET>上場)で、タイの行政当局とタイ警察の合同捜査班によるコンドミニアムでの違法な短期賃貸の大規模な取り締まりが行われました。

同コンドミニアムでは、開発したRaimonland社が入口ロビーにSalesOfficeを開設し、これを2016年に同社経営陣が日系不動産会社に最優先利用権を約していましたが、同社は2018年にこの履行をせず問題となっていました。その後は同SalesOfficeにタイ法人のEzi Trip Stay Co.,Ltd.社が以下の看板を掲げ、コンドミニアムでの違法な短期賃貸を実施していました。

(Ezi Trip Stay Co.,Ltd.の看板、2018年9月撮影)

タイの弁護士事務所がチョンブリ県のホテル管理部門に確認した所、現状のパタヤで施行されているホテル業法では、コンドミニアムではホテルライセンスが発行されません。このため30日未満で貸し出しをする事はホテル業法等に違反する違法行為ですが、コンドミニアムで違法な短期賃貸が横行しており社会問題となっています。

同物件では2018年11月に、違法な短期賃貸の横行にたまりかねた同コンドミニアムのイスラエル人の住人が、違法な短期賃貸をしている以下の録音記録を取得し、違法な短期賃貸を止めるよう要請し、止めなければ警察にも通報すると伝えていました。

しかし同オフィスは、このイスラエル人には警察に言わないように要求し、その後も違法な短期賃貸を続けていました。

(Unixxの同オフィス前の写真<強制捜査前の2018年末に撮影>)

UnixxはPJA(パタヤ日本人会)の事務所もあるコンドミニアムであり、このような状況を見かねて、PJA(パタヤ日本人会)でも取り締まりを要請していました。

そして今週水曜の2019年2月6日に、違法賃貸を取り締まる強制捜査が行われました。強制捜査が実施された当日は、違法賃貸のチェックインなどが出来なくなった短期賃貸の利用者が多数、Unixxの入り口の前にたむろす事態となっていました。

(取り締まりでUnixxの入り口に追い出された違法短期賃貸の利用客たち
<6日の強制捜査時撮影>)

この取り締まりにより、短期賃貸を行っていた上記のEzi Trip Stay Co.,Ltd.社と、Unixx在住の中国人女性のLilly氏が逮捕されました。

今後は法的手続きが見込まれていますが、捜査関係者によると上記のEzi Trip Stay Co.,Ltd.社の容疑は短期賃貸だけではなく、他の容疑の可能性もある模様です。また、本物件では違法賃貸を蔓延させていた管理事務所の責任も問題となっていますが、その管理事務所は昨年8月に居住者の家に不法侵入をし、パタヤ警察署で事件となっていたばかりでした。本事件については引き続き続報の予定です。

末筆になりますが、本件のように違法行為をしっかりと取り締まってくれているタイ当局の皆さまに感謝を申し上げます。

追記)PJA(パタヤ日本人会)では、引き続きチョンブリ県内でのタイ警察で活躍してくれる、日本人ボランティアポリスを、PJA会員から募集しています。御興味あられる方は是非、事務局に御連絡下さい。

PJAより)タイ警察での、外国人ボランティアポリス協力者募集

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