2019年2月14日 PJA NEWS)

タクシン派「Voice TV」への放送禁止処分に批判

昨日の以下のニュースの続報です。

PJA NEWS)タイ「Voice TV」15日間の放送禁止に(2019年2月13日)
https://pattayaja.com/2019/02/13/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%80%8cvoice-tv%e3%80%8d15%e6%97%a5%e9%96%93%e3%81%ae%e6%94%be%e9%80%81%e7%a6%81%e6%ad%a2%e3%81%ab/

2019年2月12日、タイのタクシン派のテレビ局「Voice TV」が15日間の放送禁止の処分を受けた事に、批判が広がっています。

タイ大手現地英字メディアのBangkok Postが今朝、以下のように伝えています。

Bangkok Post)Press urge lifting of Voice TV gag order (2019年2月14日)
Bangkok Post)「Voice TV」への放送禁止命令に、メディア協会が撤回を求める
https://www.bangkokpost.com/news/politics/1628666/press-urge-lifting-of-voice-tv-gag-order

報道によると、タイの報道機関協会はタイの放送免許を監督するNBTC(全国放送通信委員会)に、2月12日にタクシン派のテレビ局「Voice TV」へ15日間の放送金処分を命令した事に対し、この見直しと撤回を強く求めています。

タイのジャーナリスト協会、放送協会、オンラインニュース協会は昨日の2月13日(水)、NBTC(全国放送通信委員会)はメディアの報道の自由を阻害しないよう、その公権力を賢明に用いなければいけないと述べました。

NBTCの本命令は、Seapa(東南アジア報道連盟)からも非難されています。

タイのメディア協会は、NTBCの放送禁止の決定は、そもそも問題となる番組があるなら番組単位で個別に判断されるべきであり、放送全体を禁止とするべきではないと述べています。

上記が報道されている概要で、各主張の詳細の説明などが続きます。

(写真はイメージ)

昨日の以下のPJA NEWSでも書いた通り、このように言論の自由が侵害されかねない命令を当局が出す事は、やはり相当な批判と反発を各方面から招くことになりました。

PJA NEWS)タイ「Voice TV」15日間の放送禁止に(2019年2月13日)
https://pattayaja.com/2019/02/13/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%80%8cvoice-tv%e3%80%8d15%e6%97%a5%e9%96%93%e3%81%ae%e6%94%be%e9%80%81%e7%a6%81%e6%ad%a2%e3%81%ab/

タイ現地大手メディアで本日報道されている批判は、いずれもメディア関連の協会など公的な立場からの批判で、その内容を見ると、客観的で論理的な批判内容が多いと感じられます。

日本人としては、タイは来月の選挙により民政復帰をするわけですから、自由な言論と国民の知る権利が正当に保障され、正しく民主主義が機能する国となって、タイの国際的な信用もさらに高まってくれる事を願っています。

この後の展開はどうなるのでしょうか?

引き続き動きがあれば、続報をお届けします。

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