2019年2月25日 PJA NEWS)

業界に激震!?日テレ「イッテQ」がテレ朝「ポツン」に追い抜かれる!

昨日の2019年2月24日、日本の夜8時台の関東地区の視聴率で「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)の視聴率が16.3%(ビデオリサーチ調べ)と、「ポツンと一軒家」(朝日放送/テレビ朝日系)の16.4%に抜かれ、首位から転落しました。

日本では本日の2019年2月25日、以下のように報じられています。

Yahooニュース)業界に激震!?テレ朝「ポツンと一軒家」が日テレ「イッテQ」についに勝利した日 (2019年2月25日)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190225-00557298-shincho-ent

(以下、引用)

日曜夜の激戦区に大異変が起きた。2月24日夜8時台の視聴率(ビデオリサーチ調べ:関東地区、以下同じ)は、「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)が16.3%、「ポツンと一軒家」(朝日放送/テレビ朝日系)が16.4%――。

 その差はわずか0.1ポイントではあるけれど、「ポツン」が番組開始以来、初めて1位となり、長らく同時間帯のバラエティ番組の王者に君臨していた「イッテQ」を1位から引きずり下ろす形となったのだ。果たしてその要因とは何なのか。

「ついにこの日が来ましたか……。『ポツン』は特番のころから評判も良く、昨年10月にレギュラー化されて以来、視聴率が2桁を割ったことがありませんでした。前回放送された2月10日の放送では15.2%とレギュラー化してから最高となり、今回さらに伸ばして『イッテQ』を抜き去った。日テレは表向き、“たまたまのこと”と涼しい顔でしょうが、内心は穏やかでないと思いますよ。関西圏では『ポツン』が『イッテQ』に勝ったのは実は2度目で、今回は『ポツン』16.8%に対し、『イッテQ』13.3%と圧勝しています。さらに、この番組のみならず、テレ朝は年間視聴率で日テレから3冠を奪おうとしているのですから」(某テレビ局関係者)

(中略)

ヤラセ問題とイモト女優化

「16%取っていれば決して悪くはないのですが、『イッテQ』は18%は当たり前で、時には20%も超える番組ですからね。今回、日韓の関係が最悪の時に韓国ロケしたことが理由ではないと思いますけど、やっぱり、『イッテQ』は昨年のヤラセ問題がジワジワとボディブローのように効いてきているのかもしれません。ヤラセ問題によって、人気企画だった“祭り企画”を放送できなくなりましたしね。それに、この番組で人気の出たイモトアヤコのレア感がなくなってきました。彼女は『下町ロケット』(TBS系)や現在放送中の『家売るオンナの逆襲』(日テレ系)には女優として出演するようにもなってそれも好評です。しかし、フィクションの世界で上手いとなると、『イッテQ』のようなドキュメントバラエティがガンチコに感じられなくなってしまうこともありますからね。一方、『ポツン』は、衛星画像を頼りに人里離れた一軒家を訪ね、その住人はどういう人か調査するというだけの企画ですが、それが面白い。企画の良さに加え、大河ドラマ『いだてん』が絶不調で、その視聴者が流れてきたのかもしれません」(前出・某テレビ局関係者)

(ここまで引用)

上記の通り、イッテQの視聴率の低迷は、同番組がラオスやタイの祭りなどをねつ造していた疑惑の「やらせ問題」も、視聴率に影響していると考えられる事が報じられています。

イッテQでは、ラオスやタイの祭りがねつ造だという疑惑を週刊文春にスクープされ、大きな問題となっていました。これについては現在はBPO(放送倫理・番組向上委員会)での審議がされていますが、そこでは取り上げられた2つの祭りだけでなく、他の祭りもヤラセが多数あったのではないかとして、現在も審議が行われています。

BPO)放送倫理検証委員会 議事概要 第133回 (日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』審議入り) <2019年1月11日>
https://www.bpo.gr.jp/?p=9808&meta_key=2018

PJAでも当時から同番組の祭り企画については、タイ在住の多くの日本人から「こんな祭りなんてタイに無い」とか、「この祭りは実施の場所や時期が違う」とか、そんな疑問の声が出ている事を指摘してきました。また、週刊文春のタイでの取材も御協力していました。

(タイ王国ペッチャブーン県サイオン村の入り口
イッテQでは、ここでカリフラワー祭りが実施されていると報道されていました。
写真:PJAニュース)

(「イッテQ」で、カリフラワー祭りが撮影されたサイオン村の場所。
2018年末の取材時には畑になっていました。
写真:PJAニュース)

そんな騒動の折の事を思い出さしてくれる、今日のニュースでした。当時はイッテQは視聴率も独走というほどの状況だったので、それを思うと隔世の感があります。こういう事があると視聴率も落ちていくものですね。

イッテQは今後、BPOでの審議の結果がどうなるかにも注目が集まりそうな情勢が続いています。

このような経験も経て、日本の報道も外国の文化なども尊重して、事実をより正確に伝え、責任には経営陣が真摯に向き合うように変わっていってくれる事を期待しています。

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