タイ憲法裁判所、3月7日にタイラクサチャート党への判決
ウボンラット王女を首相候補として指名したタクシン派政党のタイラクサチャート党が、憲法裁判所で違法性を審議されている以下のニュースについて続報です。
PJAニュース)タイ選挙 タイラクサチャート党の今後は?(2019年2月10日)
https://pattayaja.com/2019/02/10/%E3%82%BF%E3%82%A4%E9%81%B8%E6%8C%99%e3%80%80%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88%E5%85%9A%E3%81%AE%E4%BB%8A%E5%BE%8C/
本問題についてはタイの選挙管理委員会が憲法裁判所に解散命令を申し立て、憲法裁判所での審議がされていますが、本日憲法裁判所は、判決を選挙投票前の3月7日に下す事を発表しました。
タイ現地大手英字メディアのNationが本日の一時間ほど前に、緊急ニュースとして次の通り伝えました。
Nation)Urgent : Thai Raksa Chart’s future to be decided on March 7 (2019年2月27日)
Nation)緊急:タイラクサチャート党への判決は3月7日
http://www.nationmultimedia.com/detail/breakingnews/30364903
報道によると、タイの憲法裁判所は本日、選挙管理委員会がタイラクサチャート党の解散を求める申立てについての判決を3月7日に下す事を決定しました。
裁判所はまた、証人を法廷に呼ぶことはせず、選挙管理委員会と当事者から提出された書類のみで審議をして決定を下すことを述べました。
タイラクサチャート党はウボンラット王女を首相候補として選挙管理委員会に申請しましたが、王女はタイの現国王陛下であるワチラロンコン国王の姉にあたる事から、タイラクサチャート党は、選挙に不当に君主制を利用しようとしたことへの違法性が指摘されています。
法廷の審議ではこれまで、3月24日の選挙後に決定を下すことなどが主張されていましたが、憲法裁判所により本日、それより前の3月7日に判決が下されることになりました。
報道されている概要は、上記の通りです。
この判決予定日より前にあたる3月1日には、タイラクサチャート党の演説も予定されており、在タイ日本国大使館からも以下の通り注意喚起も出ています。
今日の憲法裁判所の発表や3月7日の判決により、今後タクシン派などに影響が出るかはわかりませんが、巻き込まれないよう、注意喚起なども確認されて十分にご注意下さい。
タイにいる外国人としては、建設的な議論によってタイの民主化が進められていく事を願っています。
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