2019年3月6日 PJA NEWS)

タイ高速鉄道、タイ政府「中国とのノンカイ路線は4年以内」と期限設定

昨日のPJAニュースで報じた、タイ政府が中国政府と計画している高速鉄道について協議が難航し「脱線」しているニュースについて続報です。

PJAニュース過去記事)タイ高速鉄道、中国政府との協議が”脱線”!先行き不透明に (2019年3月5日)
https://pattayaja.com/2019/03/05/%e3%82%bf%e3%82%a4%e9%ab%98%e9%80%9f%e9%89%84%e9%81%93%e3%80%81%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e6%94%bf%e5%ba%9c%e3%81%a8%e3%81%ae%e5%8d%94%e8%ad%b0%e3%81%8c%e8%84%b1%e7%b7%9a%ef%bc%81%e5%85%88/

タイの大手英字メディアのBangkokPostの今朝の以下のニュースをお伝えします。

BangkokPost)Fast trains to Laos ‘in 4 years’ (2019年3月6日)
BangkokPost)ラオスへのタイ高速鉄道「4年以内に」
https://www.bangkokpost.com/news/general/1639728/fast-trains-to-laos-in-4-years

報道によると、タイのソムキット副首相のスポークスマンは、昨日にタイと中国との鉄道協議が難航している報告を受けて、バンコク~ノンカイを結び、その先はラオスの首都ビエンチャンへつながる予定の、タイ高速鉄道のバンコク~ノンカイ路線計画、総延長約608キロを、4年後の2023年までに開通するように進めると期限を発表しました。

このルートはタイ・ラオス友好橋を通ってラオスの首都ビエンチャンに繋がるルートで、タイ政府と中国政府で計画されています。

中国政府はタイの政府職員に高速鉄道の運用技術を移転するためのトレーニングを開催し、タイ政府はこの訓練に9憶2千万バーツの予算を承認。この路線の高速鉄道の運用により、約900人の雇用が新たに創出される事が見込まれている事を語りました。

バンコク~ノンカイ路線は2フェーズに分けられており、第1フェーズはバンコク~ナコンラチャシマを結ぶ総延長約253キロの路線、第2フェーズはナコンラチャシマ~ノンカイを結ぶ総延長約355キロの路線です。

このうち第1フェーズは14の個別契約に分割されており、現在は一つ目の契約の総延長3.5km、予算4憶2500万バーツについて2017年末から着工し工事中です。この工事の進捗率は現在、約45%です。

次の二つ目の契約は総延長約11km、予算31億バーツで、この契約は今日署名される予定で、着工は来月の4月と見込まれています。

残りの12個の契約は4月に締結することを予定しており、第一フェーズ全体への着工は今年の6月を予定しています。

第2フェーズのナコンラチャシマからノンカイを結ぶ約355キロは、タイ政府と中国政府の技術的な問題についての協議の上で、中国政府からの見積もりを受けてからの検討となり、タイ政府は今年中の着工を見込んでいると語りました。

高速鉄道が完成すると時速250キロで列車は運行し、バンコク~ノンカイは現状約11時間もかかるのが、わずか3時間に短縮される見込みです。

報道されている概要は上記の通りです。

(写真は高速鉄道イメージ 記事とは関係ありません)

タイ政府側も昨日、中国政府との協議が難航し合意に至らない報告を受けて、目標期限を設定して交渉を早めるよう後押ししているのがわかります。選挙も今月24日にある現在、タイ政府としては期限を設けて交渉を加速させ、国民に報告できる「交渉の成果」を早く出したい所です。

しかしながら中国政府側も、現実問題として中国が低利融資をしてまでバンコク~ノンカイ、その先はラオス側がビエンチャンまでを結ぶ高速鉄道に注力をすることは簡単ではありません。現在の中国にはもっと優先順位が高い内容が目白押しですし、人口も平均可処分所得も少ないローカルエリアを通る高速鉄道路線の建設をすれば、その運営の赤字も大きくなることが予想され、その負担も求められています。そうなると優先順位は当然ながら低くなるため、これを低利融資までして進めるかという論点となります。

ちなみに、ジェトロが一昨日に以下の通り報じた第1フェーズの最初の契約の3.5キロ部分の工事進捗率はおよそ4割という数値は、今回のタイ政府発表でも工事進捗率が45%という事でしたので、とても正確な数値だった事がわかりましたね。

PJAニュース過去記事)タイ高速鉄道、第一区間3.5キロの工事進捗率は4割!(2019年3月4日)
https://pattayaja.com/2019/03/04/%e3%82%bf%e3%82%a4%e9%ab%98%e9%80%9f%e9%89%84%e9%81%93%e3%80%81%e7%ac%ac%e4%b8%80%e5%8c%ba%e9%96%93%e3%81%ae3-5%e3%82%ad%e3%83%ad%e3%81%ae%e5%b7%a5%e4%ba%8b%e9%80%b2%e6%8d%97%e7%8e%87%e3%81%af4/

このような事情から、タイの高速鉄道は以下の過去記事の通り、実現性が高いのは「EEC路線」と言われています。

これについてはCPグループが率いるコンソーシアムが最終的に確定となるか、現在注目が集まっています。

(タイの高速鉄道について)

PJAニュース過去記事)タイ高速鉄道で唯一実現性の高いEEC路線、政治と現実に隔たり (2018年11月1日)
https://pattayaja.com/2018/11/01/pja-news%E3%82%BF%E3%82%A4%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%89%84%E9%81%93%E3%80%81%E6%94%BF%E6%B2%BB%E3%81%A8%E7%8F%BE%E5%AE%9F%E3%81%AB%E3%82%BA%E3%83%AC/

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