2019年3月13日 PJA NEWS)

バーレーン難民のサッカー選手、豪で市民権獲得

PJAニュースの以下のバーレーン難民のサッカー選手の過去記事について、続報です。

PJAニュース過去記事)バーレーン難民のサッカー選手、開放され豪に帰国(動画付き)(2019年2月12日)
https://pattayaja.com/2019/02/12/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3%E9%9B%A3%E6%B0%91%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%80%81%E9%96%8B%E6%94%BE%E3%81%95%E3%82%8C%E8%B1%AA%E3%81%AB%E5%B8%B0/

タイから解放されてオーストラリアに戻った、このバーレーン難民のサッカー選手ですが、昨日の2019年3月12日にオーストラリア政府から市民権が授与され、その式典が開かれました。

以下のフットボール関連メディアが伝えています。

Footballchannel)“難民選手”にオーストラリア市民権認定。タイで3ヶ月の不当拘束受け先月釈放 (2019年3月12日)
https://www.footballchannel.jp/2019/03/12/post312976/

オーストラリアで政治難民として認定されたあと、タイで3ヶ月間にわたって不当に拘束される被害に遭った元バーレーン代表のハキーム・アル・アライビに、オーストラリア市民権が認定された。豪州『SBS』など複数メディアが伝えている。

 現在25歳のアル・アライビは、2012年にバーレーン政府に対する反政府活動に加担した疑いがあるとして逮捕。実際には活動に参加した事実はないとみられ、不当と言うべき逮捕だったが、釈放後にも身の危険を感じた同選手はバーレーンからの亡命を決意して実行に移した。

 2016年にはオーストラリアで政治難民の認定を受け、安全な生活を手に入れたかに見えたが、昨年11月にハネムーンで訪れたタイで予想外の拘束を受けた。バーレーンへの強制送還も示唆するタイ側に対し、釈放を求める国際世論が大きな高まりを見せ、今年2月になってついに釈放が実現した。

 アル・アライビは釈放に尽力したオーストラリアに強い感謝を示し、「オーストラリアは僕の国。まだ市民権はないけど、この国で死にたい」とコメントしていた。それから1ヶ月を経て、待望のオーストラリア市民権がアル・アライビに与えられることが決定した。

 他に市民権を認定された約200名とともに、アル・アライビはメルボルンで12日に開かれた式典に出席。「市民権を得られて本当に嬉しい。これでようやくどの国も、誰も僕のことを追いかけられない。もう僕はオーストラリア人だからね」と喜びをあらわにしている。拘束時にタイに釈放を働きかけたスコット・モリソン首相も式典後にアル・アライビを祝福した。

上記のリンク先を見ると、喜びにあふれるサッカー選手の姿が映っています。

同選手も自由の身となってオーストラリアに戻り、無事に市民権を得る事も出来て、本当に良かったですね。

国際社会においては、先日のサウジ女性の事件と合わせて、特にオーストラリアとカナダの人道支援への評価は非常に高まるものとなりました。人道支援とはかくあるべきと思わされました。

世界的には、難民に対し、このような人道的支援が出来る国が少なくなってしまっていると感じられる中で、両国の毅然とした対応はすごいものだと感じます。

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