2019年3月15日 PJA NEWS)

日本政府、チェンライで複数の校舎建設を支援

日本政府は「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により、チェンライ県で複数の学校校舎建設への支援を決定しました。

一つは「チェンライ県メースアイ郡バーンフアイヤーサイ校校舎建設計画」。

一昨日の3月13日、在チェンマイ日本国総領事館にて川田一徳総領事とバーンフアイヤーサイ校のソンクラーム・マンカラ校長との間で署名式が行われました。

(2019年3月13日 在チェンマイ日本国総領事館での署名式
写真:在チェンマイ日本国総領事館)

バーンフアイヤーサイ校はチェンライ県南部の山岳地域に位置する幼稚園から中学3年生までが学ぶ学校で、生徒のほとんどがアカ族やラフ族等の山岳少数民族であり、地域青少年の社会進出に向けた公的教育機関として重要な役割を担っています。近年、地域住民からの強い要望に応え中学生の受け入れを開始したため、生徒数の急増に対して必要な教室を確保出来ず、クラスの人数は定員を超え、一部のクラスは寮や倉庫を仮教室として利用、中学生は小学生用の教室を利用せざるを得ないなど、極めて劣悪な環境での学習を余儀なくされています。

これに対し日本政府は、バーンフアイヤーサイ校校舎建設にかかる総額5,835,000バーツ(約19,022,100円)の支援を決定しました。今回の支援 により、バーンフアイヤーサイ校の児童・生徒たちに安全で快適な学習環境を提供することが期待されます。

もう一つは「チェンマイ県チャイプラカーン郡バーンタムタップタオ校校舎建設計画」。

本日の2019年3月15日、在チェンマイ日本国総領事館にて川田一徳総領事とバーンタムタップタオ校のパリンヤー・ヤープラサート校長が出席して署名式が行われました。

(2019年3月15日 在チェンマイ日本国総領事館での署名式
写真:在チェンマイ日本国総領事館)

バーンタムタップタオ校はチェンマイ県北部チャイプラカーン郡の山岳地域に位置する幼稚園から小学6年生までが学ぶ小さな学校です。60年以上前の開校当初に村人たちの手によって建設された木造校舎を修理を重ねつつ利用していますが、進学率の向上などにより生徒数に対し教室が不足し,現在、小学5・6年生は物置小屋の共同仮教室で、粉塵や雨風に晒される極めて劣悪な環境での学習を余儀なくされており、新校舎の建設が喫緊の課題となっています。

これに対し日本政府は、バーンタムタップタオ校校舎建設にかかる総額1,671,000バーツ(約5,447,460円)の支援を決定しました。今回の支援により、バーンタムタップタオ校の児童たちに安全で快適な学習環境を提供することが期待されます。

日本政府は「今後とも草の根・人間の安全保障無償資金協力を通して、タイにおける人間の安全保障の確立に協力していきます。」とコメントしています。

(バーンタムタップタオ校の様子
写真:在チェンマイ日本国総領事館)

上記は本日署名式が行われたバーンタムタップタオ校の様子。この子たちに、良い学習環境を提供できる、そのために日本政府として貢献してくれることは、日本人としてとても嬉しいニュースですね。

タイに住む日本人としては、タイの社会に役に立てるように頑張らないといけませんね。

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