タイ総選挙:投票用紙の束を渡された女性、17票を投票し逮捕
タイニュースのポータルサイト、タイランドハイパーリンクスが、一昨日のタイ総選挙の期日前投票で起きた事件を配信しています。
タイランドハイパーリンクス)投票用紙の束を渡された女性、17票を投票し逮捕 (2019年3月19日)
https://www.thaich.net/news/20190319gh.htm
クーデターで軍事政権となり、選挙が行われていなかったタイ。ようやく5年間ぶりに民政復帰に向けた選挙が行われています。
2019年3月17日(日)には、期日前投票が行われ、各投票所は長蛇の列となり、周辺は大渋滞で、大きな注目となっています。24日(日)の本投票日には、さらに多くの人で投票所が溢れることでしょう。
そんな中で起きた珍(?)事件。タイ中部サムットソンクラーム県の投票所を訪れた、27歳の女性。なぜか係員に投票用紙の束を渡された女性は、一人一票の選挙で、17票を投票してしまったのです。
列に並んで投票を待っていた別の有権者がその様子を見ており、女性の行動を不審に思い係員に報告。女性は警察署に連行されました。
警察の取り調べに対して女性は、人生の2度目の投票でやりかたがわからず、渡された投票用紙は全て投票できると勘違いしたと話しているとのこと。女性は、投票設備に損害を与えたとして、起訴されました。なお女性が、どの政党に投票したかは不明です。
この報道が本当だとすると、そもそも17票の投票用紙を渡した側の原因も大きいので、普通に考えれば間違えた一般人のみを刑事事件で起訴するというのは公権力の行使として問題となりかねない話です。
タイでは投票率も非常に高い状態なわけですから、ぜひ国民が安心して投票できるようにしてほしいものです。
日本も、大阪府、大阪市のダブル選挙が話題の地方統一選がいよいよ直近にあり、今年は7月に参院選もあります。
7月には日本は参院選!在外投票の為、今月に在外選挙人名簿へ登録を!
(PJAニュース特集 選挙に行こう!2019)
現在、在タイ日本大使館や外務省も在外投票を呼び掛けていますが、在外投票の投票率は前回選挙で実質2%未満にまで低下してしまっています。この低投票率が、現在の日本の選挙の大きな問題の一つなのです。これでは国民の意思を反映した政治が実現する事も出来なくなってしまっており、日本の民主主義の土台が揺らいでしまっています。
日本では、国民自身が選挙の投票に行き、一人一人の意思を選挙で示す事が必要となっています。
在外投票の機会である参院選が今年の7月にあり、大使館も在外選挙人名簿の登録を簡単に出来るようにして、広報にも注力して投票を呼び掛けている現在、タイに住む日本の国民としては、日本の選挙の重要性を理解して在外投票できちんと自身の一票を投票するようにしなければいけません。
この記事を読まれている多くのタイ在住の日本人の方も是非、今年の日本の選挙に、在外選挙で投票しましょう!そのために、まず来月の3月を目途に、在外選挙人名簿の登録を実施されてください。
PJAニュースでは、この重要性を伝えるために特集「選挙に行こう!2019」を配信しています。
PJAニュース 特集:選挙に行こう2019 過去記事)
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