大学生の6%以上が自殺未遂!大学調査結果に衝撃
大学生の実に6%以上が自殺未遂の経験があることが、タイの名門大学チュラロンコーン大学の教育学部の調査で発表され衝撃が広がっています。
タイ大手英字メディアのNationが今朝、次のように伝えています。
Nation)Significant number of uni students suicidal (2019年3月19日)
Nation)相当数の大学生が自殺未遂経験あり
http://www.nationmultimedia.com/detail/national/30366061
報道によると、チュラロンコーン大学の教授であるPiyawan Visessuvanapoom博士は衝撃的な調査結果を発表しました。
タイ国内外の大学生へ調査した結果によると、過去3~4年の間に落ち込んだ際の状況について調査した結果、実に約6.4%もの学生が自殺を考え自殺未遂に至っています。
大学生の自殺未遂は、大部分が寮や自宅などの”自身のスペース”で行われていました。
自殺未遂の引き金は、身近な人との口論や揉め事など、人間関係の問題が多くなっています。
また、健康上の問題や不安、ストレス、家族や友人との関係性が乏しいことなどが鬱病に繋がる傾向があり、この鬱病が自殺の原因となっている事も指摘しています。
報道されている概要は上記の通りです。
日本では自殺や鬱病は大きな社会問題になって久しいですが、タイでも自殺率は上がってきており、社会問題になってきています。
それにしても、タイやその他の国の大学生の6.4%もの学生が自殺未遂の経験があるというのは驚きですね。
大学生なんて楽しい時期なんだし、社会人と違って、好きな人間とだけ仲良くやっていればいい時期なんだから、そんなに思い悩まずに、楽しい学生生活を送ってほしいと思います。
筆者は日本で長くコンサルタントとして働かせてもらっていて、外資系だけでなく日本企業でも多く仕事をさせてもらってきましたが、特に日本の企業や公務員の方などは、一生懸命で真面目な良い人ほど仕事で思い悩んでしまい、鬱病などになってしまう姿を多く目の当たりにしてきました。
そんな中で、所詮仕事なんだから、失敗したって別に命を取られるわけでもあるまいしと話をして、仕事を重く考えすぎずに思い悩まないように話をしていたのですが、そのことを思い出す今朝のNationの記事です。
タイでも鬱病や自殺が急増している中にありますが、人間、あまり思い悩まずに楽しく人生を送れるよう、元々のタイの文化である「マイペンライ」の、細かい事は気にしないという考え方を、良い意味で持って、皆が個人としても楽しい人生を送れるようになって欲しいと思います。
ちなみに今朝のNationの上記の記事、タイトルでは「多くの”uni”学生が自殺未遂」と書いてありますが、このuniというのはUniversityの略語で、主にイギリス英語で多く使われる言い方です。アメリカ英語でも使われるもののスラングの一種のような扱いで、親しい学生同士の友人との会話などで主に使われる言い方であって、例えば大学のサークルのロゴなどに使うような表現ではありません。
その”uni”という表現を報道記事のタイトルに使うところが、Nationらしい英語表現だと思う今朝の記事でした。
過去記事)パタヤ:大型コンドUnixxでタイ女性が飛び降り (2019年3月18日)
https://pattayaja.com/2019/03/18/%e3%83%91%e3%82%bf%e3%83%a4%ef%bc%9a%e5%a4%a7%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%89unixx%e3%81%a7%e3%82%bf%e3%82%a4%e5%a5%b3%e6%80%a7%e3%81%8c%e9%a3%9b%e3%81%b3%e9%99%8d%e3%82%8a/
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