2019年3月20日 PJA NEWS)

タイ女性の「日本のドンキでは買物に注意して!」投稿が話題に

タイの女性が日本の大阪のドンキホーテで買物をした際に、購入していない商品が複数料金請求されていたとFacebookに投稿し、タイで話題となっています。

タイ現地メディアが、以下のように、この事件を取り上げています。

Kapook)<タイ語の記事となります。>
https://hilight.kapook.com/view/185026

この騒動を、日本でもニュースメディアのTablo(タブロ)が本日、以下のように報じており、日本でも話題となっています。

Tablo)タイ人女性観光客が「日本のドン・キホーテでの買い物に注意して!」と書いた内容が現地で話題に (2019年3月20日)
http://tablo.jp/discover/news004659.html

「難波のドンキでのショッピングには、気を付けてくださいね」

 日本を観光で訪れたタイ人女性のそんな注意喚起がタイで話題となっています。

 タイ人の日本旅行好きが集まるFacebookグループに3月8日に投稿されたもので、「ドン・キホーテなんば千日前店」と思われる店で免税の買い物をした際にレジで(故意に?)多く支払わされ、商品の数が足りていなかったという俄かに信じがたい体験を語っています。

 経緯はこうでした。

 タイ人女性がリップクリーム4本とヒアルロン酸液3本をレジに持って行ったところ、なぜか店員が2人で自分の商品をレジで2度打ち込んだのです。何かおかしいと感じた女性は免税品手続きの際に商品をチェックしようとしたのですが、店員は急がせてチェックさせないようにしたのでした。後ろには誰も並んでいないにもかかわらずにです。

 ホテルに帰った女性は、商品が梱包され口にシールで封をされたビニール袋を外側からチェックしてみたところ、レシートに表示された個数と中身が合っていないことに気付きました。

(女性がFacebookに投稿したレシートの画像)

 レシートにはリップクリーム4本のところが6本、ヒアルロン酸液3本のところが4本とカウントされていたのです。

 幸いにもホテルがドン・キホーテの近くだった女性は、先ほど購入した商品を袋のまま携えて店に戻り、店員に袋を開けさせて数え直してもらいました。するとやはり数が合っていなかったのです。

 ここまでなら商品の数え間違いはよくあることと考えられなくもないのですが、まだ続きがあるのです。

店員が不足していた商品を補充して袋に封を再度する際、カウンター裏の見えにくいところで作業をしていたため、またしても怪しく思った女性はしっかり注視していました。すると補充したのはヒアルロン酸液だけでリップクリームは補充しなかったのがはっきり確認できました。

 女性がそのことを指摘すると、店員は補充してあると主張。女性は負けずに袋をひっくり返し、中身を数え直しました。結果は、リップクリームがやはり足りていなかったのです。やれやれです。

 さらに一緒に行った友人も商品を2個買ったところ4個分を支払わされたというオマケ付き。女性は日本は規律正しい国だというイメージだったのにと残念に思っている様子です。

この記事が、日本でこんな事があるのかと、大きな反響を呼んでいます。

日本人としては、にわかには信じがたい話です。

タブロ編集部ではドン・キホーテに取材をし、本件について見解を求めて事実確認をしていますが、本日の2019年3月20日時点で回答は得られていないということです。
<2019年3月22日追記:タブロによると、末尾に記載の続報の通り、実際には3月15日時点で同社から連絡はあったとのこと。PJAニュースでもこの点を追記し、本記事末尾に続報を掲載します>

日本人の筆者の視点で見ると、大阪で、個人商店とかならともかく、ドンキホーテの場合は別にレジの金額を多くしたからといって、店員に何かメリットがあるわけでもないでしょうから、買ってもいない商品をレジにわざと計上するというのは考えにくいとは思います。

ただ、これはドン・キホーテに限らない問題ですが、日本は現在、ほぼ全ての業界で人手不足が深刻化しているため、慣れていない店員や意思疎通が難しい外国人の店員がどの店舗でも多くなっています。そのためこのドンキホーテの店舗でも、このタイ人女性の買物を二人でレジ打ち作業を分担して、そこでミスをしたとか、間違いを指摘をされても、十分に確認が出来ていないミスをしたとか、そういう事なら考えられるかもしれないと思います。

もしそういう事情なら、確かにタイ人女性の「買物には注意して」という言葉は、その通りかもしれませんね。

筆者は個人的には、ドンキホーテはどちらかというと好きな店の一つで、タイでもバンコクにドンキホーテがオープンしたおかげで、よりお手軽な価格で日本の商品が買えると喜んでいたぐらいでした。だからこそ筆者としてもドンキホーテには、日本でメディアから取材も受けているわけですから、誠意ある取材対応を迅速にしてほしいものだと思います。

親日国のタイの人が、昨年の2018年にはついに年間100万人以上も日本に旅行に来てくれている現在、タイの人に日本で安心して楽しんでもらえるように、日本人としても頑張らないといけませんね。

ちなみに以下の過去記事の通り、今は選挙中の大阪府の松井前知事が今年の1月末に語った所によると、この年間100万人以上のタイ人訪日客のうち、実に約3割、30万人強が大阪を訪れてくれています。そんな人気の観光地の大阪の、ドンキホーテでのトラブルのニュースです。

PJA NEWS過去記事)ソムキット副首相来阪、日タイ関係の深化を訴求 大阪で講演 (2019年2月4日)
https://pattayaja.com/2019/02/04/%E3%82%BD%E3%83%A0%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E5%89%AF%E9%A6%96%E7%9B%B8%E6%9D%A5%E9%98%AA%E3%80%81%E6%97%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%AE%E6%B7%B1%E5%8C%96%E3%82%92%E8%A8%B4%E6%B1%82/

2019年3月22日、続報を掲載

本件について、元記事を配信しているタブロより続報がありました。以下をご覧ください。

PJAニュース)ドンキ社、タイ女性のドンキ買物事件に回答、タブロが報道(2019年3月22日)

(ニュースサイト「タブロ」について)

タブロは、日本の報道の世界で有名な久田将義さんが編集長となって創刊された、2017年11月22日に創刊したばかりのメディアです。

タブロ http://tablo.jp/

タブロ)TABLO創刊の辞 編集長 久田将義 (2017年11月22日)
http://tablo.jp/culture/net/news002506.html

ちなみに久田さんは編集長歴の長い方で、以下のように政治家から圧力を受けた事なども書かれている、とても気骨のあるジャーナリストです。

タブロ)大物国会議員から「君を抹殺するぞ!」と言われた話 (2017年11月26日)
http://tablo.jp/serialization/hisada/news002534.html

タブロ)森友・加計問題で窮地に陥った安倍総理からの執拗な抗議を受けてしまいました。(2018年4月14日)
http://tablo.jp/serialization/hisada/news003142.html

メディアとしてのタブロは、エンタメ情報などを広く扱っている面白いニュースサイトです。

タブロは創刊してわずか一年の媒体ですが、非常に面白い内容の独自記事が豊富なニュースサイトで人気となり、驚いた事に月間のPVは早くも100万PVを超えていると言われています。すごい勢いのニュースサイトです。

タブロでは、PJA NEWSのタイ関連のニュースも扱ってくれています。

この記事が気に入ったら
いいね ! シェア ! しよう

タイ情報で、にほんブログ村ランキングに参加中! 見ていただいた記事には、是非以下にクリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へランキングにクリック!