2019年3月25日 PJA NEWS)

タイ総選挙:NZからの在外投票が間に合わず。活動家は対応を要求

昨日が投票日だったタイの総選挙で、ニュージーランドからの在外投票が期日までにタイに届かず、これらの票が無効となってしまう事態となっています。これについて活動家は違法性を指摘し、ニュージーランドからの票をカウントして入れるか、もしくは選挙そのものを無効にするよう求めています。

タイ大手英字メディアのBangkokPostが本日先ほど、以下のように伝えています。

BangkokPost)Activist: Count late-delivered NZ ballots, or void election (2019年3月25日)
BangkokPost)活動家、NZからの投票をカウントするか、もしくは選挙の無効を求める
https://www.bangkokpost.com/news/politics/1650840/activist-count-late-delivered-nz-ballots-or-void-election

報道によると、タイの活動家はニュージーランドでの在外投票の投票分1,542票は、きちんと法に従って在外投票で投票されたものであり、これが遅延したからといって、投票に加えないのは違法と指摘しています。

その上で、タイの選挙管理委員会に、この遅れているニュージーランドからの在外投票分について投票に加える事を求めており、これを加えない場合、選挙そのものが違法で無効だと主張しています。

報道されている概要は、上記の通りです。

(パタヤでの選挙ポスターの様子
写真:PJAニュース)

在外投票の投票結果が届かないとは、意外な問題が発生するものですね。

貴重な投票がそもそも届かず、カウントもされないという本ニュースを受けて、ニュージーランドの首都ウェリントンでは、タイの大使がこれについて失望を表した事も、タイメディアのNationでも本日、以下のように報じられています。

Nation)Thai embassy disappointed over likely voiding of advance votes (2019年3月25日)
Nation)タイ大使館、期日前投票が無効となる見込みに失望
http://www.nationmultimedia.com/detail/breakingnews/30366506

7月には日本は参院選!在外投票の為、今月に在外選挙人名簿へ登録を!

(写真はイメージです)

(PJAニュース特集 選挙に行こう!2019)

現在、在タイ日本大使館や外務省も在外投票を呼び掛けていますが、在外投票の投票率は前回選挙で実質2%未満にまで低下してしまっています。この低投票率が、現在の日本の選挙の大きな問題の一つなのです。これでは国民の意思を反映した政治が実現する事も出来なくなってしまっており、日本の民主主義の土台が揺らいでしまっています。

日本では、国民自身が選挙の投票に行き、一人一人の意思を選挙で示す事が必要となっています。

在外投票の機会である参院選が今年の7月にあり、大使館も在外選挙人名簿の登録を簡単に出来るようにして、広報にも注力して投票を呼び掛けている現在、タイに住む日本の国民としては、日本の選挙の重要性を理解して在外投票できちんと自身の一票を投票するようにしなければいけません。

この記事を読まれている多くのタイ在住の日本人の方も是非、今年の日本の選挙に、在外選挙で投票しましょう!そのために、まず来月の3月を目途に、在外選挙人名簿の登録を実施されてください。

PJAニュースでは、この重要性を伝えるために特集「選挙に行こう!2019」を配信しています。

PJAニュース 特集:選挙に行こう2019 過去記事)

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