タイ大気汚染)チェンマイ総領事館が注意喚起
タイ北部の大気汚染が深刻化している事を受けて、チェンマイの在タイ日本国総領事館から注意喚起が出ています。
以下に転載しますので、被害を受けないようご注意下さい。
在チェンマイ日本国総領事館)大気汚染に引き続きご注意ください(2)(2019年3月25日)
https://www.chiangmai.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/air_pollution201903.html
これまで報道されていますが、チェンマイを含むタイ北部で野焼き等による深刻な大気汚染が発生しています。3月23日、24日の週末には、AQI数値が200を越えています。
在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては、タイ政府が発表する最新情報に引き続きご留意の上、幼児や高齢者、呼吸器系や循環器系の疾患のある方は、慎重に行動してください。
タイ政府は、各地で測定した値をインデックス化したAQI(大気質指標:Air Quality Index)を発表しており、以下のようなウェブサイトやスマートフォンアプリを通じて確認することが可能です。
上記ページの左下からアプリストアにアクセスすることが可能です。
なお、AQIを利用した健康への影響として、アメリカの環境保護庁が発表している行動指針の一例は以下のとおりです。
1. 心臓病、呼吸器に持病のある方は、AQIが100を超えたら要注意。
2. 小児は、AQIが101から150までは野外活動を減らし、150を超えたら長時間や重度の野外活動は避けるほうが望ましい。
(長時間の活動とは、数時間に及ぶような、やや息が上がるような作業のことを指します。重度の活動とは、ジョギングなどの息が上がる行動のことを指します。)
3. 通常の方は、AQIが151から200までは野外活動を減らし、200を超えたら長時間や重度の野外作業を避けるほうが望ましい。
PJAニュースでも以下の過去記事のように報じている通り、タイ北部での大気汚染は深刻な状況にあります。
PJAニュース過去記事)大気汚染:汚染で視界不良、北部へのフライト欠航(動画付き) (2019年3月17日)
https://pattayaja.com/2019/03/17/%E5%A4%A7%E6%B0%97%E6%B1%9A%E6%9F%93%EF%BC%9A%E6%B1%9A%E6%9F%93%E3%81%A7%E8%A6%96%E7%95%8C%E4%B8%8D%E8%89%AF%E3%80%81%E5%8C%97%E9%83%A8%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E6%AC%A0/
PJAニュース過去記事)大気汚染:北部チェンマイが世界最悪に (2019年3月13日)
https://pattayaja.com/2019/03/13/001/
タイ北部のチェンマイでの大気汚染は、深刻な状況が続いています。リアルタイムのタイ各地のAQIは、以下のサイトなどでも確認できますのでご紹介します。
タイの大気汚染:リアルタイム気質指数ビジュアルマップ
https://aqicn.org/map/thailand/jp/
タイの大気汚染については、特にタイにおられる方はご注意され、引き続き出来るだけ正確な情報を収集し冷静に対応をされてください。
以下にPJA(パタヤ日本人会)からの、汚染スモッグの注意と対処法について再掲します。
(汚染スモッグの注意と対処法について)
PM2.5を含む汚染スモッグの空気が、タイでも公害として深刻化しています。
この空気を吸い込んでいると、PM2.5は呼吸器の奥の肺胞などに容易に入ることから、呼吸器が深刻な被害を受けてしまいます。
これにより、特に呼吸器系の肺がんやぜんそく、気管支炎などのリスクが高まります。
汚染スモッグの酷い折は、外にいる時はマスクの着用などが必要ですが、通常のマスクでは超微粒子のPM2.5は防げません。
N95マスク(*1)や、日本のDS1(*2)のように、PM2.5を防ぐことができるマスクを着用される事が必要です。
*1:米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格。
*2:日本の厚生労働省が定めた規格。DS1やDS2などの種類がある
DS1は日本の規格のため、タイでPM2.5対応マスクを購入の際は「N95マスク」と言われる方が、伝わりやすいです。
特に小さな子供さんや、妊婦、老人、疾患がある方は、汚染スモッグに被害を受けないよう、気をつけられて下さい。
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