タイ総選挙)投票日に開票速報のシステムがハッキング
3月24日に投票が行われたタイ総選挙で、タイ警察から開票速報のシステムにハッキングがされていたという発表がありました。
タイ大手英字メディアのNationが、他の現地メディアの記事を元に伝えています。
Nation)Surachate tightlipped over election hacking but says fraud claim is fake news (2019年3月27日)
Nation)タイ警察、ハッキングについては詳細は語らず。選挙不正のニュースはフェークニュース。
http://www.nationmultimedia.com/detail/national/30366678
報道によると、3月24日に投票が行われたタイ総選挙の当日、開票速報のシステムがハッキング被害にあっていたことが確認されたと、タイ警察のスポークスマンが発表しました。これはタイ選挙管理委員会からタイ警察に連絡があり、確認されたものです。
また、この選挙では選挙不正についてフェークニュースが流されており、このようなフェークニュースを拡散しないように警告をしました。タイ警察では現在、20件の違法なフェークニュースの投稿について調査を進めているとしています。
報道されている概要は、上記の通りです。
24日に投票が行われたタイ総選挙について、選挙速報の数値がおかしいのではないかという指摘がされていました。
以下の過去記事の通り、タイのタクシン元首相は米国のThe New York Timesに意見記事を寄稿して、選挙プロセスの公正さへの疑問を指摘しています。
タイ総選挙)タクシン元首相が米誌に疑問、ECに弾劾署名(2019年3月26日)
https://pattayaja.com/2019/03/26/%e3%82%bf%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%b3%e5%85%83%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%8c%e7%b1%b3%e7%b4%99%e3%81%ab%e7%96%91%e5%95%8f%e3%80%81ec%e3%81%ab%e5%bc%be%e5%8a%be%e3%81%ae%e7%bd%b2%e5%90%8d/
タクシン氏はThe New York Timesの記事の中で、24日の選挙結果において、一部地域では投票数が有権者数を超えている地域があったこと、一部には有権者数の2倍の投票が行われていたことなどを指摘し、無効票も多い中で不正が疑われる事を指摘しています。
このような事情から24日のタイ総選挙では、選挙プロセスの公正さに疑問が国内外から投げかけられており、公正さへの信頼の回復が必要となっています。
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