陸軍司令官、抗議活動が行きすぎないように警告
以下の過去記事の通り、タイでは3月24日に投票された選挙について、選挙管理委員会(EC)への弾劾を求める署名などの運動が続いています。
PJAニュース)タイ総選挙)タクシン元首相が米誌に疑問、ECに弾劾署名
https://pattayaja.com/2019/03/26/%e3%82%bf%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%b3%e5%85%83%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%8c%e7%b1%b3%e7%b4%99%e3%81%ab%e7%96%91%e5%95%8f%e3%80%81ec%e3%81%ab%e5%bc%be%e5%8a%be%e3%81%ae%e7%bd%b2%e5%90%8d/
PJAニュース)日本大使館より注意喚起:バンコクにおける反政府系集会(3月31日(日)17時頃)
https://pattayaja.com/2019/03/29/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%a4%a7%e4%bd%bf%e9%a4%a8%e3%82%88%e3%82%8a%e6%b3%a8%e6%84%8f%e5%96%9a%e8%b5%b7%ef%bc%9a%e3%83%90%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%82%af%e3%81%ab%e3%81%8a%e3%81%91%e3%82%8b%e5%8f%8d%e6%94%bf/
上記記事の通り、3月31日夕方には大規模な反政府集会も開催されました。
これについてタイのアピラット陸軍司令官は昨日、選挙管理委員会などへの抗議活動が行きすぎず、立憲君主制を脅かさないようにと警告を発しました。
タイ大手英字メディアのBangkok Postが次のように報じています。
Bangkok Post)Army chief: Maintain constitutional monarchy
Bangkok Post)陸軍司令官:立憲君主制を脅かさないように (2019年4月2日)
https://www.bangkokpost.com/news/politics/1655304/army-chief-maintain-constitutional-monarchy
報道によると、昨日の2019年4月2日(火)、タイのアピラット陸軍司令官は、政治家や学生などはきちんと規則を守り、抗議活動の行きすぎにより、タイの立憲君主制を脅かさないようにと警告をしました。
アピラット陸軍司令官は「海外で、外国の”民主主義”を学んだ人は、タイの立憲君主制を脅かそうとするのではなく、タイの現状にいかに適応するかを考えないといけません。」「世界には、多様な文化に合わせて、多様な民主主義の形があります。」と語りました。
またアピラット陸軍司令官は「試合ならば、審判が勝敗を決するのがルールです。その審判を批判したら、どうやって結果が出せるのでしょうか?このような姿勢は極めて酷いものです。」と語り、選挙管理委員会への批判をする事への注意をしました。
報道されている概要は、上記の通りです。
写真:タイ陸軍PRセンター)
タイの実質上軍のトップであるアピラット陸軍司令官の発言ですので、タイメディアでも非常に大きく報じられています。
タイは3月24日に民政復帰の象徴であるタイ総選挙の投票が行われましたが、選挙管理委員会への弾劾などの運動が起きており、いまだ政治的な安定にはいたっていません。
タイに居る外国人としては、早くタイの政局が安定し、タイ国民の生活が安全、安心なものとなる事を願っています。
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