2019年4月25日 PJA NEWS)

中国等21ヵ国からのタイ観光ビザ無料化、6か月延長を閣議決定

タイ政府のプラユット政権は昨日の2019年4月24日(水)、中国など21か国からタイへの観光客へ発給する観光ビザについて、発行時に通常2000バーツが必要な発行手数料を無料にする措置が2019年4月30日に切れるのを受けて、この無料措置を6か月延長する事を閣議決定しました。

タイ大手英字メディアのBangkok Postが今朝、次のように伝えています。

Bangkok Post)Cabinet OKs extending visa fee waiver (2019年4月25日)
Bangkok Post)ビザ無料化の延長を閣議決定
https://www.bangkokpost.com/business/tourism-and-transport/1666636/cabinet-oks-extending-visa-fee-waiver

報道によると、タイ政府は海外からタイへの観光客の誘致のために中国など21か国の国からの観光ビザの取得が必要な観光客について、その発行時の手数料2000バーツを無料にする措置を昨年の2018年11月15日から2019年1月14日まで実施していました。
その後、同措置は2019年4月30日まで延長されていましたが、これをさらに6か月延長し、2019年10月31日まで延長する閣議決定が実施され、ソムキット副首相のスポークスマンにより発表されました。

ビザ無料措置が始まった2018年11月15日から先月の2019年3月31日まで、入国管理局の集計によるとタイへの外国人観光客は約358万人に達しており、昨年の同時期の約167万人に比べて83%増加しています。

スポークスマンは、例年5~10月はローシーズンですが、この措置により多くの外国人観光客がタイを訪れ、観光産業の収入も増加することが見込まれる事を語っています。

報道されている概要は上記の通りです。

(写真はイメージ)

タイへの観光目的での入国の場合、日本人は一定回数、一定期間まではビザなしで入国できるため、日本人観光客には観光ビザ発給手数料の無料措置はあまり関係はありません。今回、観光ビザの手数料無料の対象となる21ヵ国の中で、特に観光客数が多いのは中国、他にインド、台湾なども多く、特にこれらの国からタイへの観光客数増加が見込まれます。

タイの観光産業はこれまでハイシーズンとローシーズンの時期による需要の差が大きくありましたが、ローシーズンの影響を受けにくい中国やインドなどからの観光客が増加することで、この差が少なくなっていく事も期待されそうですね。

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