2019年5月7日 PJA NEWS)

天皇陛下即位に、プラユット首相が祝辞 (全文掲載)

2019年5月1日、日本で新天皇陛下が即位されて、元号も令和となりました。

この新天皇陛下の即位を御祝いし、タイのプラユット首相が祝辞を送りました。

この祝辞は、タイの首相府、外務省などの発表として、タイ政府が以下に英文版を掲載していますので、掲載されている全文の日本語訳を以下に掲載します。

タイ政府広報)Thailand Congratulates Japan on the Ascension to the Throne of Emperor Naruhito(2019年5月1日)
タイ政府広報)タイ政府、日本の徳仁(ナルヒト)新天皇陛下の即位を御祝い
https://thailand.prd.go.th/ewt_news.php?nid=7889

2019年5月1日、タイのプラユット首相は、日本の徳仁新天皇陛下の即位を御祝いし、祝辞を送りました。

祝辞の中でプラユット首相は次のように記載しています。

(祝辞を送ったタイのプラユット首相
写真:タイ首相府)

「タイ王国政府とタイ王国の国民を代表いたしまして、新天皇陛下と、陛下を通して日本の国民の皆様に、徳仁新天皇陛下の御即位と日本の新しい元号の「令和」の時代の始まりに、私の心からの祝辞を申し上げます。

この素晴らしい特別な機会に、私に、退位された明仁(アキヒト)上皇陛下が平成の時代を通じて、大いなる平和と繁栄の国の柱を齎された事の表敬を表させて下さい。

タイと日本は長年にわたる地域のパートナーとして、タイ政府は両国の特別な絆とともに、御祝いをいたします。

両国の絆は何世紀にもわたり、両国の皇族と王室の親密な友情や、両国民の善意と相互理解、交流によって、より深化してまいりました。
そして今年、タイと日本は外交関係を有す歴史も132年を迎えます。私はこの素晴らしい機会に、両国の包括的で長年にわたる良好な関係を称賛し、そして日本の徳仁新天皇陛下の令和の時代に、日本の平和、調和、そして繁栄を祈念いたします。

令和の時代の始まりに吉祥となりますように、日本の皆様に、私から心からの誠意を込めて、祝辞をお送りさせていただきます。」

上記の通り、タイのプラユット首相から日本の新天皇陛下の即位に、素敵な祝辞が送られています。

日本人としては、とても嬉しいですね。素敵な祝辞の言葉でしたので、全文を翻訳し掲載しました。

中国政府などはタイの新国王陛下の戴冠式にも、以下の記事の通り「一帯一路」を強調した祝辞を送っていますから、対照的に感じます。

PJAニュース)戴冠式に各国から祝福、中国は一帯一路強調の御祝い(2019年5月6日)
https://pattayaja.com/2019/05/06/%e6%88%b4%e5%86%a0%e5%bc%8f%e3%81%ab%e5%90%84%e5%9b%bd%e3%81%8b%e3%82%89%e7%a5%9d%e7%a6%8f%e3%80%81%e4%b8%ad%e5%9b%bd%e3%81%af%e4%b8%80%e5%b8%af%e4%b8%80%e8%b7%af%e5%bc%b7%e8%aa%bf/

日本とタイの歴史となると、タイの人からは良く、日本の山田長政が戦国時代の末期からタイで活躍し、徳川家康の時代から交流があった事が取り上げられます。

山田長政については残されている資料が少ないものの、それでも日本においても研究が多く行われてきました。
しかしながら調べて見ると、日本で山田長政の研究が行われた時期というのは、第二次世界大戦直前の1920~30年代に集中しているのです。

この時代の研究内容を時代背景と合わせて見ると、日本は東南アジアへの進出を目指していましたので、日本や日本軍は山田長政の末裔だと主張して、その後の統治を有利にするための論拠を作りたいという面もあったのでしょう。そのため、日本人にとっての山田長政のイメージというのは特有なものとなり、タイとは異なる面が多くなった歴史上の人物の1人が山田長政です。

山田長政(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E9%95%B7%E6%94%BF

タイにおける日本のイメージの向上に貢献したと思われる、日本陸軍の中村明人中将の過去記事

PJAニュース)タイでは皆知っている日本人”小堀”のルーツとなった実話とは!?

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