河野外相、タイのドーン外相と会談

2019年5月15日　PJA NEWS)

河野外相、タイのドーン外相と会談

2019年5月13日、日本の河野外相は、第20回タイ・フェスティバルに出席するために訪日中のタイのドーン外相と会談を実施しました。

2019年5月13日　日タイ外相会談
写真：外務省(日本)

外相会談は午後1時15分から70分間に及び、外務省によると以下の概要が話し合われました。

1　冒頭，河野大臣から，ワチラロンコン国王陛下の戴冠式に対する祝意を述べました。これに対し，ドーン外務大臣から，新たな天皇陛下のご即位に対する祝意の表明がありました。

2　二国間関係等について，両大臣は，東部経済回廊（EEC），産業人材育成，TPP，RCEP等に関し，意見交換を行いました。

3　地域情勢について，両大臣は，ASEANや本年秋に予定されている第11回日メコン首脳会議に向けた準備，タイが牽引するエーヤワディー・チャオプラヤー・メコン経済協力戦略会議（ACMECS)に関し，意見交換を行いました。また，南シナ海やミャンマーのラカイン州を巡る問題，北朝鮮情勢等についても意見交換を行いました。

EECエリアの日本企業の目線で見ると、2の二国間関係の、特にEECや産業人材育成、もしくはTPPやRCEP(アールセップ、東アジア地域包括的経済連携)の内容が、経済的に直接的な影響が大きく注目が集まりそうです。

以下の過去記事の通り、EECエリアでは日中の政治的な協力の方針と現場の多くの日本企業との認識の乖離が続いていますので、これをどうかじ取りをしていくのかにも注目しています。

参考過去記事)タイメディア「日中がスマートシティー構想に参加」日本側認識とズレ(2019年5月7日)
https://pattayaja.com/2019/05/07/%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e3%80%8c%e6%97%a5%e4%b8%ad%e3%81%8c%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%bc%e3%83%88%e3%82%b7%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc%e6%a7%8b%e6%83%b3%e3%81%ab%e5%8f%82/