衝撃!タイGDP成長率が2.8%に低下(2019年第1四半期)
以下の、タイの経済成長が米中貿易戦争の影響や、政治停滞などのために鈍化しているニュースに続報です。
PJAニュース)タイ経済が成長鈍化、成長率3.5%も下回る見込み(2019年5月20日)
https://pattayaja.com/2019/05/20/%e3%82%bf%e3%82%a4%e7%b5%8c%e6%b8%88%e3%81%8c%e6%88%90%e9%95%b7%e9%88%8d%e5%8c%96%e3%80%81%e6%88%90%e9%95%b7%e7%8e%873-5%e3%82%82%e4%b8%8b%e5%9b%9e%e3%82%8b%e8%a6%8b%e8%be%bc%e3%81%bf/
本日の2019年5月21日、タイの2019年第一四半期のGDP成長率が発表されましたが、その成長率は予想を大きく下回る2.8%への低下となりました。
タイ大手英字メディアのBangkokPostが本日先ほど、ロイター通信のソースを元に次のように報じています。
BangkokPost)Q1 GDP rises 2.8% yoy, slowest pace in more than four years
BangkokPost)2019年第一四半期のGDP成長率、2.8%に鈍化、この4年で最低値
https://www.bangkokpost.com/business/news/1681384/q1-gdp-rises-2-8-yoy-slowest-pace-in-more-than-four-years
報道では、タイ経済は東南アジアで2番目の規模を有しますが、そのタイ経済の2019年第一四半期の経済成長は、本日NESDC(タイ国家経済社会開発評議会)が発表した数値によると2.8%にまで鈍化しました。
ロイター通信は3%成長を予想していましたが、ロイター通信の予想をも下回る結果となりました。
また、2018年の第4四半期にあたる10月~12月のGDP成長率は、これまでの3.7%から3.6%へ修正されました。
タイの当局によるGDP成長予測は3.5%~4.5%のレンジでしたが、この予測も3.3%~3.8%に修正されました。
報道されている概要は、上記の通りです。
タイのGDP成長率は、2019年の第一四半期に2.8%と、3%を下回るほどに落ち込んでいます。
タイのソムキット副首相も、目標の3.5%を下回る見込みを事前にコメントしていましたが、それにしても相当な落ち込みで、衝撃が広がっています。
タイ経済は今後、政治的停滞については新政権はまもなく発表される見込みですが、米中貿易戦争の影響などは収束する気配もなく、厳しい展開がまだまだ続きそうで、EECへの公共投資、そのための中国からの投資の誘致などに、タイ政府も積極的な対応をしていくものと考えられます。
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