2019年5月25日 PJA NEWS)

バンコク)空港の顔認証で偽パスポートを摘発、現金50万米ドル所持

昨日の2019年5月24日(金)の朝10時30分頃、タイのバンコクのスワンナプーム空港で、偽のマレーシアのパスポートを使ってタイに入国しようとした外国人が、顔認証システムにより摘発され逮捕されました。

タイ大手英字メディアのBangkokPostが昨日の2019年5月24日、次のように伝えています。

BangkokPost)Facial recognition leads to fake-passport arrest (2019年5月24日)
BangkokPost)顔認証システム、偽パスポートを発見し逮捕へ
https://www.bangkokpost.com/news/general/1683336/facial-recognition-leads-to-fake-passport-arrest

報道によると昨日の5月24日(金)午前10時30分頃にタイのスワンナプーム空港のイミグレーションへ、マレーシアのパスポートで、パスポート上の氏名を「Oh Chee Boon」とする外国人が訪れ、タイから出国しようとしました。

しかし、イミグレーションの管理官が顔認証システムで、この人物の持っていたパスポートのチップに記録されている顔と照合した所、顔が不一致であり別人である事が判明しました。

40歳とみられているこの男は、フィリピン航空のPR731でバンコクからフィリピンへ行こうとしていました。イミグレーション警察では勿論、出国を止めて逮捕し、取り調べをしています。

この摘発は、タイの顔認証システムによる摘発としては初の事例となりました。

イミグレーション警察によると、男はチップの写真の男と同一人物だと主張していましたが、捜査した所、このパスポートは偽造された偽物である事が判明しており、さらに男は米ドルの現金を約50万ドルも所持していました。
また、この男は過去にタイとマレーシアの国境を、この偽造パスポートを使って複数回通過していた事も判明しています。

イミグレーション警察では、男を虚偽の入出国スタンプを押した偽造パスポートを所持していた罪で立件しており、他にも関係した人間がいると見て捜査しています。男はイミグレーション警察の管理の下で拘束が続いています。

報道されている概要は上記の通りです。

(写真は空港イメージ)

偽造パスポートで、米ドルの現金50万ドルという大金を持って移動しようとしていたなんて、いかにも現金の持ち運びでマネーロンダリングをやっていましたという事件となって、顔認証システムによる偽造パスポートの摘発がされました。

今後は偽造パスポートの製造過程や、関わった他の人間に捜査で注力する対象となります。

顔認証システムは導入されたばかりですが、さっそくこのような偽造パスポートの摘発も進んで、効果を発揮していますね。

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