2019年6月3日 PJA NEWS)

パタヤ署、幹部5人県警本部付けに 次期署長は未定

昨日の以下の、パタヤの二か所の地元のクラブで155人が薬物利用で立件されたのを受けて、この薬物の蔓延を看過していた事を理由としてパタヤ警察署に処分が下されたニュースに続報です。

PJA NEWS)パタヤ)クラブで薬物利用155人摘発、パタヤ署に処分 (2019年6月2日)
https://pattayaja.com/2019/06/02/%e3%83%91%e3%82%bf%e3%83%a4%e3%82%af%e3%83%a9%e3%83%96%e3%81%a7%e8%96%ac%e7%89%a9%e5%88%a9%e7%94%a8155%e4%ba%ba%e6%91%98%e7%99%ba%e3%80%81%e3%83%91%e3%82%bf%e3%83%a4%e7%bd%b2%e3%81%ab%e5%87%a6/

タイ警察では昨日の2019年6月2日に、バンコクのタイ警察本部から、パタヤ警察署のプラウィット署長をはじめ幹部5名について、パタヤ警察署での任を解いて、昨日より30日間、チョンブリ県警本部付けに異動する命令が出されました。

この事件は以下記事の通り、一昨日の2019年6月1日の未明の午前4時頃、パタヤのサウスパタヤにある地元クラブの「Brazil Club」と、Bongkot通りにある「The 90’s pub」を、パタヤ警察と軍、イミグレーション警察、パタヤ市当局の合同捜査班が一斉摘発を実施し、薬物利用で155人が立件されたものです。捜査が行われた現場からは62袋の違法な麻薬、9㎜の拳銃やナイフの武器、違法な水タバコも押収され、未成年の利用も発見されました。

パタヤ)今朝未明、地元クラブ2か所を摘発、薬物摘発155人(動画付き)

(パタヤ警察署
写真:PJAニュース)

バンコクのタイ警察本部の報道官は、パタヤ警察署のプラウィット署長を含めた幹部5名は、今後30日間、チョンブリ県警本部付けとし、本件についての調査にかける事を発表しました。チョンブリ県警本部では、県警本部長のNanthachart将軍により調査委員会が立ち上がっている事も語られました。

報道官は、今回の2か所のクラブの摘発は、違法な営業時間に営業しているのに、地元の警察署が適切に摘発していないという苦情を受けて、軍や関係当局の支援を受けてチョンブリ県が実施したものである事を語りました。

バンコクのタイ警察本部というのは、日本で言うと警察庁のような中央組織と思ってもらうと、日本人にはわかりやすいと思います。このタイ警察本部からの昨日の命令で、パタヤ警察署の幹部5名がチョンブリ県警本部付けとなったのを受けて、昨日からパタヤ警察署では署長を含め幹部5人のポストが空位という状態となっています。

パタヤ警察署の次の署長については、まだ未決定ということです。
なお、パタヤの摘発された2クラブについては、チョンブリ県に営業禁止5年の処分が要請されています。

パタヤの地元での薬物や違法行為の蔓延の実態が浮き彫りとなった本事件、パタヤ警察署の調査や処分にも展開し、大きな事件となっています。

筆者としては昨日の記事に記載の通り、関与していた人間は当然ながら、それを受けて厳しく処分されるべきですし、知らずに管理責任だけであって、本人は真面目に頑張ってくれている人であったと判明した場合は、その問題の軽重を鑑みて、処分の後に、また活躍できるようになってくれたらと思っています。

今回の調査は軍やチョンブリ県、他関係当局も関与して行われるという事ですので、今後は客観的な調査が行われ、きちんと事実関係を把握してから適切な対応がなされて、パタヤがより安心して暮らせる街になってくれる事を願っています。

(摘発されたクラブでの薬物検査
写真はThe Pattaya Newsより)

(押収された9㎜の拳銃
写真はThe Pattaya Newsより)

(押収された薬物、押収量は62袋
写真はThe Pattaya Newsより)

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーメディアとして、日本語版を配信しています。

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