2019年7月19日 PJA NEWS)

タイ)花嫁の夢はかなった、けれど既に亡くなっていた(動画付き)

タイ大手英字メディアのBangkok Postが昨日の2019年7月17日の夜、タイで大きな反響を呼んでいるニュースを伝えました。

以下の記事がそれになります。

Bangkok Post)Bride dies, but her dream fulfilled<動画付き> (2019年7月18日)
Bangkok Post)花嫁は亡くなったけれど、彼女の夢はかなった (動画付き)
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1714720

(写真はイメージです)

ナコーンシータマラートで結婚予定だったカップルの花嫁、Piyada Rattanabusayaporn(通称Nong Fon)さんは、先週日曜の2019年7月14日に結婚式前の写真撮影と、そのためのプロのメークアップを、メークアップアーティストのAmporn Noothongさんに今週火曜の7月16日に予約していました。

しかし今月16日の火曜日の当日、新郎の男性が急遽電話をして、日付の延期を申し出てきました。
花嫁の彼女さんにはテング熱と思われる症状が出てしまい、命の危険がある状態にまで陥ってしまったので、延期をさせて欲しいという申し出だったのです。

そしてその翌日の水曜日、2019年7月17日の午前中に、再度電話がありました。

危険な状態でも新婦が、楽しみにしていたプロのAmpornさんのメークアップをしてほしいと言っているので、してもらえないかという相談でした。

これを受けてメークアップアーティストのAmpornさんは、息子と一緒に200km以上の遠い道のりを超えて、結婚式写真撮影用のウェディングドレスも用意して花嫁の元に急いで向かいました。

そしてAmpornさんは到着しましたが、花嫁は既にテング熱で息を引き取った後でした。Ampornさんは申し訳ないと感じて、メークアップと写真撮影の預かり金を遺族の皆さんに全額を返して、花嫁にメークアップをしました。

その時の動画が、以下のタイ現地メディアのニュース動画などで報道されています。


タイメディア「MCOT」のニュース動画

こうして花嫁の願いはかないましたが、メークアップがされた時には、花嫁は亡くなってしまっていました。

このニュースはタイで大きな反響を呼んでいます。

タイではテング熱が流行しており、タイの保健衛生当局によるとナコーンシータマラートでは既に1600人以上が感染し、死者も6人が確認されていました。

そしてこの花嫁の死が、7人目の死者となってしまいました。

タイでは日本人も含めて、テング熱に感染してしまう事件は多数報告されており、PJAのあるパタヤでも複数の日本人の感染事例があります。

この危険を減らすために、日本人の方も蚊よけを使う、蚊に刺されにくい服装にするなど、十分御留意下さい。

<参考記事>
PJA NEWS)2019年のタイはデング熱が大流行!2ヶ月強で9,044人感染 (2019年3月17日)
https://pattayaja.com/2019/03/17/3304/

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