2019年8月3日 PJA NEWS)

バンコク)連続爆発事件、2016年8月深南部の連続爆破事件と関係か?

昨日の2019年8月2日金曜の朝、バンコク市内で連続で小型の爆発物が爆破された以下のニュースに続報です。

バンコク)連続爆発事件、タイ陸軍本部前の歩道でも不発弾、負傷者4名に
https://pattayaja.com/2019/08/02/5757/

一連の連続爆発事件について、タイ警察幹部が、タイ深南部での爆弾テロの実行犯グループとの関連が疑われる事を語りました。タイ大手英字メディアのBangkokPostが本日の2019年8月3日朝に伝えています。

BangkokPost)Bangkok rocked by bomb blitz (2019年8月3日)
BangkokPost)バンコクは爆弾の恐怖に震撼
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1723567/bangkok-rocked-by-bomb-blitz

爆発があった現場(バンコク)
写真:The Pattaya News

報道によると、昨日のバンコク、ノンタブリーでの一連の連続爆発事件は、情報筋によるとタイ深南部の反政府組織との関連が疑われています。

昨日夜、プラウィット副首相が議長を務める治安情報機関での会合が開かれました。
情報筋によると、連続爆発事件の犯行グループは政治的な動機で行っている可能性は完全には排除できないものの、反政府活動家によるものの可能性が高いとみているということです。

またタイ国家警察のChakthip Chaijinda長官はコメントで、初期段階の捜査の結果、昨日の連続爆発事件の犯行グループは、タイ深南部などの7つの地域で2016年8月に起こされた連続爆弾事件の犯行グループと関連している事が疑われる事を語りました。

長官はコメントで「実際には同一のグループでありながら、昨日の犯行を実行するために、新たに犯罪歴の無いメンバーを追加し犯行に及んだ可能性があります。」と語りました。また犯行グループが事前に、爆弾事件を起こすエリアの下見に来ていたと考えられる事も語りました。

昨日の爆弾事件直後のバンコクのBTSチョンノンシー駅前
写真:PBSの画像をThe Pattaya Newsが加工

昨日の一連の連続爆発事件はバンコクとノンタブリで合計7発の爆弾が報告されており、そのうち5発が爆発、4人が負傷しました。

また、バンコクのプラトゥナムエリアでは3か所で火災が発生しました。火災は放火が疑われており、火災の現場からは爆弾のような発火物の痕跡が見つかっています。

この連続爆発事件はバンコクでアセアン外相会議が行われている最中で、各国の要人や各国の海外メディアが多く集まっているバンコク中心部などで連続して起こされ、世界的に大きな注目を集めています。

爆発の犯行時刻は、アメリカのポンペイオ国務長官の基調演説が行われる直前のタイミングでした。

昨日の連続爆破事件で使用された爆弾について爆弾処理の専門家は「昨日の爆弾はタイマーによって爆発するようになっている簡易な設計の時限爆弾であり、殺傷能力は低く、殺傷よりもパニックを引き起こす事を目的として作られています。この設計は、2016年にタイ深南部の連続爆破事件で使われたクラスター爆弾と似ている印象を受けます。」とコメントしています。

報道されている概要は上記の通りです。

このような連続爆発事件が起きていますので、皆様も被害に合わないよう、細心の情報を集めつつ冷静に対応され、被害に合わないようにご注意下さい。

一般の市民を犠牲にしたバンコクでの連続爆破事件、このような事件でさらに市民に被害が出ないように祈るばかりです。

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