パタヤ)中国への詐欺拠点を摘発、中国人12人を逮捕

2019年8月17日　PJA NEWS)

パタヤ)中国への詐欺拠点を摘発、中国人12人を逮捕

2019年8月14日、パタヤのあるノンプル地区で、中国へのオンライン詐欺の拠点をチョンブリ県警などの捜査班が摘発、詐欺を行っていた中国人12人を逮捕しました。パタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsが伝えています。

この詐欺拠点は、ノンプル地区の一軒家を借り切って行われていました。

この拠点を、チョンブリ県警本部のNanthachart県警本部長(原文は県警本部長のお名前の英語表記が誤っていたので修正しました)が率いる捜査班と、ノンプル警察署のChitdaecha署長が率いる捜査班、パタヤのツーリストポリスのPiyaphong捜査官が率いる捜査班の合同捜査班が摘発しました。

コールセンター詐欺拠点の摘発の様子
写真：The Pattaya News

この中国人は、「Cute Cute」というアプリを使ってオンライン上で偽の販売情報を含む販売を行っており、The Pattaya Newsに語った所によると、月に2万バーツの「月収」を稼いでいたということです。しかしながら、当然ながらワークパーミット(労働許可証)などあるわけもなく、違法就労で働いていました。逮捕した捜査関係者によると、中国での被害額は1000万バーツ以上ということです。

今後、この詐欺拠点の中国人は、まずタイ国内で違法就労容疑での訴追が行われます。

報道されている概要は、上記の通りです。

この事件ですが、今年の3月末に邦人15人が逮捕された、パタヤの振り込め詐欺拠点の摘発と、犯行グループの拠点の作り方がなんどか似てますね。

PJAニュース前回記事)パタヤ：タイで初！日本への振り込め詐欺拠点を摘発、邦人15人逮捕(2019年3月29日)
https://pattayaja.com/2019/03/29/3658/

パタヤで一軒家を借り上げ、そこをオンライン詐欺や振り込め詐欺の拠点として、十数人規模で実行部隊(振り込め詐欺で言う「かけ子」)の下っ端で共同生活を行わせる。そのあたりの手口が同じのため、日本への振り込め詐欺拠点の事件を強く思い起こさせられる事件となりました。

(2019年3月30日未明　逮捕された邦人15人の逮捕時の様子
Pattaya Online NewsのFacebook投稿写真より)