パタヤ)6月のタイ女性コンド転落、家族が仏人夫の捜査を求める

2019年9月14日　PJA NEWS)

パタヤ)6月のタイ女性コンド転落、家族が仏人夫の捜査を求める

約3か月前の2019年6月16日の午前2時頃、パタヤのプラトゥムナックのローカルコンドミニアムArt on the Hill」で、5階から29歳のタイ人女性が飛び降りた以下の事件に続報です。

タイメディアのSanook、Thaivisaなどが報じ、パタヤメディアのThe Pattaya Newsも伝えています。

PJA NEWS)パタヤ)本日未明にコンド5階からタイ女性が飛び降り重傷(動画付き)　(2019年6月16日)
https://pattayaja.com/2019/06/16/5104/

事件があったコンドミニアムは、地図で言うと以下の場所にある、プラトゥムナックの丘を入った所にある派手な色のローカルコンドミニアムです。

転落したスリン出身の20代のタイ人女性Sunisa Cherdsakulさんは現在、一命は取り止めましたが、自分で歩く事も食事をする事もできない状況が続いています。

この転落事件について、女性の家族の母親と姉がタイの人権派弁護士のRonnarong Kaewpetch氏の元を訪れました。

家族は、この事件は本当はフランス人の夫と口論となって、フランス人の夫に女性が突き落とされたもので、事件当時に報道されたような「飛び降りた」ものではない。
ところが、フランス人の夫は事件後に海外に高飛びし、責任を取る事も拒否している、そのため、このフランス人の夫を正当に処罰して欲しいと訴えました。

弁護士事務所で訴える被害者の家族

家族によると、被害にあったSunisaさんはもともとは地元で働いていて、このフランス人の夫とつきあって、約1年ほど同棲をしていましたが、同棲中もフランス人の夫は妻に嫉妬で口論となる事が多く、フランス人の夫は彼女を殴る事も多かったといいます。

転落事件が起きた2019年6月16日の午前2時頃、転落したSunisaさん本人によると、別の部屋に服を取りに行こうとしたところ、フランス人夫がSunisaさんに騙されていると思ったようで口論になり、フランス人夫はSunisaさんを蹴り、殴り、つかんで首を絞め、失神・死亡しかねない状況にまで暴行を加えられました。

そしてフランス人夫はナイフを持って武装し、彼女がコンドの部屋のドアから出られないようにしました。

Sunisaさんは助けを求めて叫びましたが、誰も助けには来ませんでした。

やむなくバルコニーへ逃げて、バルコニーから助けを求めた時に、フランス人夫がバルコニーへのドアから出てきて押し出され、5階から転落してしまいました。

そのため、当初の警察発表や現地メディア報道であった「飛び降りた」というものではなく、落とされたのだということです。

(2019年6月16日：転落現場での救助作業の様子
写真：The Pattaya News)