カンチャナブリ―)日本政府、公立学校に校舎等を支援

2019年9月16日　PJA NEWS)

カンチャナブリ―)日本政府、公立学校に校舎等を支援

日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「カンチャナブリー県バーンウーロン学校における校舎整備計画」にかかる総額2,637,800バーツの支援を実施し、本日の2019年9月16日、引き渡し式典が行われました。

(2019年9月16日　引き渡し式典の様子
写真中央は在タイ日本国大使館の川村博司次席公使
写真：在タイ日本国大使館)

引き渡しが行われたバーンウーロン学校は、タイ西部のカンチャナブリー県トーンパープーム郡ターカヌン区にある、幼児教育及び小学校1～6年の初等教育を提供する公立学校です。

同校は僻地の子ども達の教育機会確保を目的にターカヌン区内の市街地から約35km離れたカヌンクリ集落に分校を開設し、現在は分校に生徒129名が通学、学校職員6名が勤務しています。

同分校は2014年に開校されて以来、公会堂の改築や、ボランティアによる建設で教室を整備してきましたが、幼児教育及び小学校1～6年の全8学年に対し、6教室しか所有しておらず、2学年が1つの教室で授業を受けていました。また、同集落には電気が通っていないため教室用の照明がなく、適切な教育環境を提供できていない状況でした。

(2019年9月16日　引き渡し式典の折
写真：在タイ日本国大使館)

このような状況を受けて、日本政府は新たに校舎1棟（3教室）と設置容量2,500Wの太陽光発電機1セットを整備する支援を実施しました。この引き渡し式典が本日、執り行われたものです。

日本政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援で、タイの公立学校に新たな校舎が完成しました。
日本人としても、タイ社会のお役にたてて、とても嬉しくなるニュースですね。