2019年10月1日 PJA NEWS)
タイ)汚染スモッグがバンコクを覆う!首相が緊急対応命令
タイのPM2.5などを含む汚染スモッグが、タイの首都バンコクや首都圏を覆っており、危険な状態となっています。
パタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsが伝えています。
昨日の2019年9月30日(月)、タイの公害管理部門(The Pollution Control Department)はバンコクを中心に広範な範囲で、PM2.5の濃度の基準値を超えた事を発表しました。
基準値を超えたエリアの数はバンコクで13か所、ノンタブリーで2か所、パトゥムターニーで1か所、サムットプラカンで5か所、サムットサコンで2か所、ナコーンパトムで1か所です。
これを受けてタイのプラユット首相は関係各当局へ緊急での対応命令を出しました。
また、特に汚染が酷い地域では、外に出る時はマスクをつけるようにアドバイスしています。
報道されている概要は上記の通りです。
報道されている通り、例年は乾季に問題になる汚染スモッグが、まだ雨季なのにバンコクを覆い、健康被害が出ないか心配な状況となっています。
PM2.5などのリアルタイム測定値などは以下でも見る事ができます。
タイの大気汚染:リアルタイム気質指数ビジュアルマップ
http://aqicn.org/map/thailand/jp/
上記サイトでの本記事執筆時点の2019年10月1日の午前11時頃のデータによると、バンコクの数値は高い所で150程度となっています。
一方で、私たちPJA(パタヤ日本人会)のあるパタヤの近隣エリアは同時点で60前後が多く、パタヤはまだ汚染スモッグが覆っていない様子が伺えます。
PM2.5などの汚染スモッグが健康に与える被害は深刻で、特に子供さんがおられるご家庭や、妊娠中の方、ご老人の方などは被害に合いやすく、注意が必要です。
以下に、PM2.5を含む汚染スモッグの注意を掲載しますので、被害に合われないよう皆様ご注意下さい。
(汚染スモッグの注意と対処法について)
PM2.5を含む汚染スモッグの空気が、タイでも公害として深刻化しています。
この空気を吸い込んでいると、PM2.5は呼吸器の奥の肺胞などに容易に入ることから、呼吸器が深刻な被害を受けてしまいます。
これにより、特に呼吸器系の肺がんやぜんそく、気管支炎などのリスクが高まります。汚染スモッグの酷い折は、外にいる時はマスクの着用などが必要ですが、通常のマスクでは超微粒子のPM2.5は防げません。
N95マスク(*1)や、日本のDS1(*2)のように、PM2.5を防ぐことができるマスクを着用される事が必要です。*1:米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格。
*2:日本の厚生労働省が定めた規格。DS1やDS2などの種類がある
DS1は日本の規格のため、タイでPM2.5対応マスクを購入の際は「N95マスク」と言われる方が、伝わりやすいです。特に小さな子供さんや、妊婦、老人、疾患がある方は、汚染スモッグに被害を受けないよう、気をつけられて下さい。
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