2019年11月17日 PJA NEWS)

タイ)日本政府、パンガー県児童教育センターに給水システム整備等支援

日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「パンガー県児童教育センターにおける雨水貯留施設及び給水システム整備計画」にかかる総額1,158,000バーツの支援を決定しました。

2019年11月13日、バンコクの在タイ日本国大使館において、佐渡島志郎大使とニューライト財団のキッティゴーン・ジャイシリスアイ財団長との間で署名式が執り行われました。

(2019年11月13日 大使館での署名式の様子
写真:在タイ王国日本国大使館)

パンガー県タクアパー郡はタイ南部に位置し、ミャンマーから移民労働者の流入が多い地域です。

移民労働者の子供達は、言語の問題や社会的偏見から学校に受け入れてもらえない、または学校に通わない児童も多いため、ニューライト財団は移民児童でも適切な教育を受けられるように「移民児童教育センター」を開設した上で、3歳から17歳までの児童を受け入れ、ミャンマーの教育課程に基づいた学習活動を提供しています。

センターでは現在197人の児童が授業を受けていますが、当該地域は例年約4ヶ月間にわたる渇水被害を受けており、同センターの通学者の学習活動に支障を来しています。センターでは、飲料水を優先的に確保しているものの、水不足により掃除が十分に行われず、トイレも使用できなくなるため、生徒は衛生上の心配を抱えています。

このような状況を受け、日本政府は、移民児童教育センターに雨水貯留施設(容量20,000リットル)及び給水システムを整備することにより、移民児童に適切な教育環境を提供できると判断し、草の根・人間の安全保障無償資金協力による支援を決定しました。

日本政府により、タイの子供たちのために貢献が行われている事は、1日本人として大変嬉しい思いとなるニュースです。

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