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パタヤ)EEC関連計画が続々!プラトゥムナックにケーブルカー計画も





2019年11月28日 PJA NEWS)

パタヤ)EEC関連計画が続々!プラトゥムナックにケーブルカー計画も

昨日の2019年11月27日、パタヤ市のManoch Nongyai副市長は会見で、パタヤ市はEEC開発計画と関連し、続々と開発計画を準備、実施する意向を発表しました。

パタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsが伝えています。

(パタヤ市の計画する路面電車のCGイメージ
提供:パタヤ市
報道:The Pattaya News)

パタヤ市ではEEC開発計画と連動し、タイ高速鉄道計画でバンコクの2空港とラヨーンの空港の3空港を結ぶ、いわゆるEEC路線の計画でパタヤに駅が出来ることに合わせて、その駅とパタヤ中心部の約8kmを結ぶ路面電車(LRT)開発計画、バリハイ埠頭の港の整備計画、さらにはプラトゥムナックの丘に、サンフランシスコをモデルにしたケーブルカー計画の整備計画なども発表され、続々と計画が発表されています。

(EECに関連した開発を説明する資料
報道:The Pattaya News
)

以下で既報の通り、パタヤ市ではトラムの開発計画を作成するために7000万バーツの予算を投じる事をすでに発表しています。

PJA NEWS)パタヤ)トラム計画作成に7000万バーツ投じる!来年中旬に計画を準備 (2019年11月24日)
https://pattayaja.com/2019/11/24/7675/

パタヤ市では、総延長約8kmのトラムについて、建設コストは70~80億バーツとなると見込んでいます。

報道されている発表は上記の通りです。

多様な発表がされ、プラトゥムナックにはサンフランシスコをモデルにしたケーブルカー計画まで発表されました。

しかしながら現状の実情は、PJA NEWSの以下記事で既報の通り、そもそもタイ高速鉄道のEEC路線自体が資金繰りについても融資の目途もこれからという、まだまだ不透明な状況にあります。

PJA NEWS)タイ高速鉄道)EEC路線、ロイター報道「日本の銀行が融資」!実情は? (2019年10月31日)
https://pattayaja.com/2019/10/31/7288/

JBIC「進捗は議論しているが、まだ具体的な決定はない」

PJA NEWSでは、日本の政策金融機関であるJBIC(日本国際協力銀行)の現状を取材し確認しています。
各方面に取材した所、JBICでは先週の2019年10月24日のSRT(タイ国鉄)がCPグループ率いるコンソーシアムへの契約が締結されたことを発表された後も、これまでの通り本高速鉄道路線計画の進捗についての議論はしていますが、融資など具体的な決定は、まだ何ら決定されていない状況にあります。

そもそも、現状はまだSRT(タイ国鉄)が発注する契約をCPグループ率いるコンソーシアムとしただけであり、銀行としてはデューデリジェンスもこれからなわけですから、「融資に合意」といった決定ができる状況ではありません。
つまり、JBICが融資をするかどうかは「これから計画内容の詳細を把握して検討」というのが現状です。

では、ロイターの「日本の銀行が融資に合意」というのは、一体どこからの情報なんでしょうか?

ロイターの報道はどこから?ロイター通信の回答

PJA NEWSでは、冒頭に紹介したロイター通信の報道に書かれている「日本の銀行が融資に合意」というニュースについて、ロイター通信に取材しました。ロイター通信側はPJA NEWSの取材に応じ、詳細に状況と経緯を答えてくれました。

ロイター通信側の回答によると、この「日本の銀行が融資に合意」という情報はタイ政府の発表の際に語られたもので、それをロイターでタイ政府発表として確認し、ロイターの英文ニュースとして掲載したものでした。
つまりロイター通信でも、JBICや、もしくは他の日本のどこかの銀行から、融資に合意したと確認されているわけではありませんでした。

現在、タイ高速鉄道のEEC路線は、中国が「一帯一路」の一環として開発すると明確に発表している状況にあります。

これを受けて、米国政府、特に国防総省と国務省、米軍などが、米国の同盟国であるタイで、この高速鉄道が軍事利用される可能性がある事から、東南アジアの他の「一帯一路」関連開発計画と合わせて強い懸念を表しています。

このような状況のため、実際の実現性は、まだまだ今後の推移が見守られる展開となりそうです。

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。

本ニュースの元記事のタイ語版、英語版等は、以下でご覧下さい。

The Pattaya News(英語版)The Pattaya News(タイ語版)

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