2019年12月21日 PJA NEWS)
注意)バンコクやパタヤで大気汚染が深刻化!観光局が注意喚起
一昨日の2019年12月19日、タイのTAT(The Tourism Authority of Thailand、タイ観光局)は年末年始で増加している旅行者にも、バンコクなどで大気汚染が深刻化している事から、注意喚起を実施しました。
TATの報道局が同日、英語で以下の通りアナウンスをしています。
TAT News)TAT updates travel advisory regarding air quality concerns in Bangkok(2019年12月19日)
https://www.tatnews.org/2019/12/tat-updates-travel-advisory-regarding-air-quality-concerns-in-bangkok-2/
バンコクと周辺のエリアでは大気汚染が悪化しており、PM2.5の濃度も安全とされる基準値を超えてしまっています。
バンコクでも、行政サービス等は通常通り運行されていますが、観光客の方なども外出する際は、大気汚染の状況に注意し、現状を公開されている情報で確認し、被害を受けないように以下のPM2.5対応マスクなどで対策をするか、不要な外出を避ける事が求められています。
Photo by Roman Khripkov)
PJA NEWSより:汚染スモッグの注意と対処法
PM2.5を含む汚染スモッグの空気が、タイでも公害として深刻化しています。
この空気を吸い込んでいると、PM2.5は呼吸器の奥の肺胞などに容易に入ることから、呼吸器が深刻な被害を受けてしまいます。
これにより、特に呼吸器系の肺がんやぜんそく、気管支炎などのリスクが高まります。
汚染スモッグの酷い折は、外にいる時はマスクの着用などが必要ですが、通常のマスクでは超微粒子のPM2.5は防げません。
N95マスク(*1)や、日本のDS1(*2)のように、PM2.5を防ぐことができるマスクを着用される事が必要です。
*1:米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格。
*2:日本の厚生労働省が定めた規格。DS1やDS2などの種類がある
DS1は日本の規格のため、タイでPM2.5対応マスクを購入の際は「N95マスク」と言われる方が、伝わりやすいです。
特に小さな子供さんや、妊婦、老人、疾患がある方は、汚染スモッグに被害を受けないよう、気をつけられて下さい。
PM2.5などのリアルタイム測定値などは以下でも見る事ができます。
タイの大気汚染:リアルタイム気質指数ビジュアルマップ
http://aqicn.org/map/thailand/jp/
上記サイトでの本記事執筆時点の2019年12月21日の午前11時頃のデータによると、バンコクの数値は最高で163と高く大気汚染が酷くなっているのがわかります。
一方で、私たちPJA(パタヤ日本人会)のあるパタヤの近隣エリアでも、レムチャバンの測定値が本日の午前9時頃の測定値で155と、バンコクの酷い場所と同様のレベルにまで酷くなっています。
同エリアには日本人が多く居住し、日本人学校もあるシラチャもある事から、邦人においても特に子供や妊婦の方などへの悪影響が心配されます。
PM2.5などの汚染スモッグが健康に与える被害は深刻で、特に子供さんがおられるご家庭や、妊娠中の方、ご老人の方などは被害に合いやすく、注意が必要です。
大気汚染が酷い折は、出来るだけ不要な外出を避ける、外出の場合はPM2.5対応マスクをつけるなど、対策をされて下さい。
また、PM2.5の数値があがっているパタヤやシラチャの対象エリアの方で、特に小さな子供さん、妊婦さんなどがおられる方などには、被害が未然に防がれるように、本注意喚起情報などもご迷惑にならない範囲で周知に御協力をお願いいたします。
PJAでも、会員の方でお子様や妊婦の方がおられるご家族の方などで希望者の方に、在庫限りですがPM2.5対応マスクのプレゼントなどをしています。また、PM2.5対応マスクなどを会員の子供たちに寄付してくださる法人、個人の方なども募集しています。御連絡は、PJA事務局にお願いいたします。
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