2020年1月6日 PJA NEWS)

注意)タイ大気汚染が深刻、パタヤ、シラチャ、バンコクなど広範囲で

タイの大気汚染で、深刻な状況が続いています。

2019年12月19日、タイのTAT(The Tourism Authority of Thailand、タイ観光局)は年末年始で増加している旅行者にも、バンコクなどで大気汚染が深刻化している事から、注意喚起を実施しました。

TAT News)TAT updates travel advisory regarding air quality concerns in Bangkok(2019年12月19日)
https://www.tatnews.org/2019/12/tat-updates-travel-advisory-regarding-air-quality-concerns-in-bangkok-2/

バンコクでも、外出する際は大気汚染の状況に注意し、現状を公開されている情報で確認し、被害を受けないように以下のPM2.5対応マスクなどで対策をするか、不要な外出を避ける事が求められています。

(写真はイメージ
Photo by Roman Khripkov)

本記事執筆時点の2020年1月6日午後1時過ぎの時点でも、パタヤ、シラチャ、バンコクなどを以下のサイトで見ると、PM2.5の指数は深刻な状況が続いています。

タイの大気汚染:リアルタイム気質指数ビジュアルマップ
http://aqicn.org/map/thailand/jp/

(上記サイトより、2020年1月6日午後3時過ぎのPM2.5のビジュアル指数)

上記の通り、バンコクでは163を最高値としてPM2.5の指数が上昇しており、危険な状況にあります。

日本人も多く居住するシラチャやパタヤを有するチョンブリ県でも、高い数値のチョンブリの町中では144に達しており、子供が外で遊ぶなどをするには危険な数値となっており注意が必要です。

大気汚染による健康被害の注意

このようにPM2.5を含む汚染スモッグの空気が、公害として深刻化しています。

この空気を吸い込んでいると、PM2.5は呼吸器の奥の肺胞などに容易に入ることから、呼吸器が深刻な被害を受けてしまいます。これにより、特に呼吸器系の肺がんやぜんそく、気管支炎などのリスクが高まります。

特に子供さんがおられるご家庭や、妊娠中の方、ご老人の方などは被害に合いやすく、注意が必要です。

汚染スモッグの酷い折は、外にいる時はマスクの着用などが必要ですが、通常のマスクでは超微粒子のPM2.5は防げません。
N95マスク(*1)や、日本のDS1(*2)のように、PM2.5を防ぐことができるマスクを着用される事が必要です。

*1:米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格。
*2:日本の厚生労働省が定めた規格。DS1やDS2などの種類がある
DS1は日本の規格のため、タイでPM2.5対応マスクを購入の際は「N95マスク」と言われる方が、伝わりやすいです。

特に小さな子供さんや、妊婦、老人、疾患がある方は、汚染スモッグに被害を受けないよう、気をつけられて下さい。

PJAでも、会員の方でお子様や妊婦の方がおられるご家族の方などで希望者の方に、在庫限りですがPM2.5対応マスクのプレゼントなどをしています。また、PM2.5対応マスクなどを会員の子供たちに寄付してくださる法人、個人の方なども募集しています。御連絡は、PJA事務局にお願いいたします。

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