2020年1月9日 PJA NEWS)
パタヤ)警察署に新型データ管理システム導入、効率的な捜査を実現
昨日の2020年1月8日午後、パタヤ警察署では新型のデータ収集・管理システムである「Smart & Safe System」が導入され、その説明の会議が行われました。
パタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsが伝えています。
写真:The Pattaya News)
パタヤ警察署では従来、過去の事件や犯罪歴などの情報は書類で管理されており、データの抽出にも時間を要していました。
しかしこの新システムの導入により、データは全てデジタル化されてデータベースで管理される事で、データの抽出も迅速になり、膨大なデータを扱う事ができるようになります。
パタヤ警察署のKhemmarin Pitsamai署長は、The Pattaya Newsに次の通り語りました。
「パタヤには、観光客だけでも年間1000万人以上が訪れており、パタヤ警察署はパタヤエリアの合計192平方キロにわたる地域を管理しなければいけません。しかしながら、現状の人員は438人であり、人員がそもそも不足しています。
その中で、過去の事件や犯罪歴の記録は前時代的な紙を使った手作業で行われており、現場の警察官は容疑者の過去のデータを調べようにも、相当な手間がかかってしまっています。
そこでパタヤ警察署は、バンコクのソフトウェア会社に依頼して、データ収集と分析のために、大規模なデータベースシステムを使用し効率化するプロジェクト”Police4.0″を立ち上げました。」
システムの中身や、データ収集範囲は居住者のみか?旅行者などはどこまで含むのか?などは、警察により公開されていません。
報道されている概要は上記の通りです。
警察の新システムにより、効率的なデータ収集と活用が行われ、パタヤ・エリアの治安がより改善する事が期待されています。
パタヤ警察署のKhemmarin Pitsamai署長は以下の過去記事の通り、昨年11月28日に署長に就任された署長です。まずはデータベースのデジタル化と効率化に取り組み、効率的な捜査を実現されようと取り組みをされています。
PJA NEWS)パタヤ)パタヤ署の新署長にKhemmarin警察大佐就任、本日発表へ (2019年11月28日)
https://pattayaja.com/2019/11/28/7793/
尚、記事中ではパタヤを訪れる観光客が年間で1000万人以上という点は書かれていますが、パタヤ・エリアの人口が書かれていませんので、その点は説明を補足します。
パタヤ・エリアの人口は、パタヤ市に限らずパタヤ・エリアをある程度広く解釈し、ムアン区の人口として考えると、2010年の調査で320,262人と、約30万人強でした。<National Statistics Officeによる国勢調査>。
このことから、2020年の現在は40万人強ぐらいではないかと言われています。そのため、居住者は40万人強ですが旅行者が年間1000万人をこえている事から、警察の人員が438名では不足しているというのが現状の認識です。
※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。
本ニュースの元記事のタイ語版、英語版等は、以下でご覧下さい。
The Pattaya News(英語版)
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