2020年1月17日 PJA NEWS)
パタヤ詐欺拠点)速報:警視庁、新たに主犯格2人を逮捕!(動画付き)
以下の、パタヤで昨年の2019年3月末に摘発された日本への振り込め詐欺拠点のニュースの続報に、大変嬉しいニュース速報が入りました。
PJA NEWS)パタヤ振り込め詐欺拠点)警視庁、換金役の容疑で田中巌(44)ら8人を逮捕!(動画付き) (2019年11月14日)
https://pattayaja.com/2019/11/14/7564/
警視庁はこのグループによる犯行全体を指示していたリーダーの男と、ナンバー2の男として、安武健吾容疑者(36)と平田晋平容疑者(34)を逮捕しました。
日本のANN NEWS CHが速報として、昨日の2020年1月16日に以下の通り伝えています。
ANN NEWS CH)速報:タイ拠点の詐欺事件 新たに主犯格2人を逮捕 (2020年1月16日)
タイのアジトを拠点にしていた日本人グループによる振り込め詐欺事件で、このグループによる犯行全体を指示していたリーダーの男とナンバー2の男を警視庁が逮捕しました。
16日に逮捕されたのは安武健吾容疑者(36)と平田晋平容疑者(34)です。2人は去年3月、福井市に住む女性に嘘のメールを送り、電子マネー78万円相当をだまし取った疑いが持たれています。捜査関係者によりますと、安武容疑者らはタイを拠点に不特定多数の相手から電子マネーなどをだまし取ることを目的とする詐欺グループのリーダーとナンバー2で、かけ子や受け子、現金の換金役などへ指示をしていたとみられています。この事件ではすでに26人が逮捕されていて、警視庁は被害の全容解明を進めています。
(2019年3月30日未明 日本への振り込め詐欺拠点摘発で逮捕された”かけ子”15人
Pattaya Online NewsのFacebook投稿写真より)
警察の尽力により、タイで初となるパタヤでの、海外の振り込め詐欺拠点の犯行グループの摘発が進んでいます。
この事件では2019年11月13日、中国やタイに続いて、フィリピンでも日本への振り込め詐欺拠点が摘発され、邦人36人が逮捕されました。
このように振り込め詐欺拠点が海外に移転されていますが、その背景には、海外なら日本の警察には見つかりにくいだろうと狙った事、加えて、東南アジアなどの警察では振り込め詐欺拠点の証拠確保の能力が追い付いていない事が多いため、立件しにくくする事があると考えられています。
海外に拠点を移し、日本に広げられている特殊詐欺の被害。この蔓延を止めるため、日本、タイをはじめ各国の警察の尽力が行われています。
このような特殊詐欺の被害の悪質さを実感させるドラマとして、日本ではNHKで2019年8月末から放送していた土曜ドラマ「サギデカ」が話題となっていました。
NHK 土曜ドラマ「サギデカ」
https://www.nhk.or.jp/drama/dodra/sagideka/
ドラマでは、振り込め詐欺に騙された年老いた母親が、息子に「なぜ騙されたのだ!」と問い詰められるシーンがあります。
母親は問い詰める息子に、申し訳なさそうに、か細い声で「あなたを、助けたかったから」と答える、その悲痛な言葉。
誰だって、自分の母親が被害にあって、こんな風に言われたらと思うと、想像するだけでも、あまりにも辛くなる言葉です。
その後、母親は詐欺被害を助けるという詐欺に引っ掛かり、再度被害にあってしまう。
しかし、息子が被害にあった母親に会えた時には、もう母親は亡くなってしまうところだったという話でした。
これはドラマのストーリーですが、このようなあまりにも辛い被害を受ける振り込め詐欺の被害が、日本で多発しているのです。
パタヤの摘発された振り込め詐欺の犯行グループも、拠点は海外のタイのパタヤにあるから、日本の警察は見つけらないと考え、このような卑劣な振り込め詐欺の犯行を繰り返していました。逮捕された折の様子から見ても、およそ日本の警察に捕まるとは思ってもいなかったでしょう。
このような振り込め詐欺の手口による被害は、日本で非常に大規模になってしまっています。タイに住んでいる日本人の間でも、日本の実家の両親が被害にあった等という話はしょっちゅうで、不安が広がっています。
このような詐欺被害の蔓延を防ぐためにも、パタヤの振り込め詐欺拠点の犯行グループのさらなる実態解明に向けて、タイと日本、そして各国の警察の捜査に、大きな応援の声が寄せられています。
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