2020年1月24日 PJA NEWS)

注意)武漢発の新型肺炎、タイで五例目の発症!注意を

以下の、中国の武漢から広がって世界的感染が懸念されている、新型コロナウイルスによる肺炎のニュースに続報です。

PJA NEWS)タイ)中国人観光客がタイで新型肺炎発症!世界的感染の懸念(動画付き) (2020年1月14日)
https://pattayaja.com/2020/01/14/8273/

本日の2020年1月24日、タイで5人目の発症が確認されました。これによりタイでも感染が広がっています。

パタヤ現地メディアのThe Pattaya Newsも、ロイター通信の報道を元に報じています。

(写真はThe Pattaya Newsより)

本日の2020年1月24日、タイ保健省のSathit Patucha大臣は新型コロナウイルスによる肺炎患者が新たに1人確認され、計5人になったことをロイター通信に語りました。

発症したのは中国の湖北省武漢市から2020年1月21日にタイのバンコクにバケーションに訪れた33歳の中国人女性です。

女性は7歳の娘とともに訪れており、二人はバンコクのRajavithi病院で隔離されて治療されており、回復してきています。

7歳の娘はこれまでの所、新型肺炎は発症していません。33歳の女性は咳や発熱、筋肉の痛みなどを訴え、検査した所、新型肺炎と確認され、Rajavithi病院へ隔離して治療がされています。

タイではこれまでに中国人が3人、タイ人が1人、新型肺炎への感染が確認されています。

このタイ人の一人は女性で、中国の武漢を訪れた後に発症して、バンコクから60kmの所にあるNakhon Pathom病院で隔離されて治療がされてきましたが、本日の2020年1月24日(金)、病院の検査で完全に回復し、ウイルスもなくなった事が確認されたということです。

この新型肺炎、中国では既に800人以上が発症しており、昨日の2020年1月23日に武漢の空港は閉鎖され、人の移動が禁止されるに至っています。

報道されている概要は上記の通りです。

発信源の中国の武漢では、以下のいずれも本日の2020年1月24日先ほどの記事に記載の通り、空港だけでなく公共交通機関の全てが運行停止とされており、人口1100万人の巨大都市の全体が隔離されるという前代未聞の状況となっています。

日経ビジネス)武漢・新型肺炎:「愛国ウイルス」で1100万人都市が事実上封鎖 (2020年1月24日)
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/012301041/

AFPBB)「この世の終わり」 新型肺炎で封鎖の中国・武漢、政府に支援求める声も (2020年1月24日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3264998

現状を考えると、本当に中国での感染者が800人強なのかどうかも不透明であり、実際には相当に感染が広がっている危険性もあります。

また、中国は旧正月の春節の休暇が明日の1月25日からで、この時期は中国の中の帰省や中国外への旅行などで、人の往来が最も活発になる時期であり、世界的な感染の広がりが懸念されています。

東南アジアのフィリピンでは本日の2020年1月24日、以下報道によると中国の武漢からの観光客464人が送還されるに至っています。

時事通信)中国人観光客、送還へ 武漢からの464人―フィリピン(2020年1月24日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012401123

【マニラ時事】フィリピンの航空当局は24日、中国・武漢から入国した中国人観光客464人が送還されると、時事通信の取材に明かした。新型コロナウイルスの感染を防ぐためだが、発熱やせきの症状がある人はいないという。

 フィリピン民間空港公社の報道官によると、464人は全員中国人で、フィリピンの航空会社を使って比中部のカリボ国際空港に到着した。人気リゾートのボラカイ島で春節の休暇を過ごそうとした客とみられる。

タイの日本大使館も以下の通り、この新型肺炎への注意喚起を行っています。

タイではPM2.5の汚染スモッグの問題もありますから、外出時のマスクの着用や、こまめな手洗い、うがいなど、感染防止のための取り組みをするようにしましょう。

以下に、日本大使館からの2020年1月20日付けの注意喚起を転載します。

タイにおける新型コロナウイルス輸入症例発生(その2)

・報道によれば,17日,タイ保健省は,タイで2人目となる新型コロナウイルスによる肺炎患者を確認したと発表しました。
・外出時のマスク着用やこまめな手洗い,うがいの励行に努めてください。

 報道によれば,タイ保健省は,タイで2人目となる新型コロナウイルスによる肺炎患者を確認したとのことです。感染者は,今月13日に中国武漢市からタイを訪れた中国人女性(74)で,空港到着時に発熱があり,検査の結果,新型コロナウイルスによる肺炎患者と確認されたとのことです。
 中国では,25日の春節(旧正月)の休暇(24日~30日)に合わせて海外旅行する人が急増し,タイにも多くの観光客が訪れると予想されていますが,当地は新型コロナウイルスが集団発生している武漢市からの直行便が多いことから,空港や人混みの多い施設を利用される際は,マスクの着用をお奨めします。また,インフルエンザが流行する季節でもあり,こまめな手洗い・うがいの励行を心掛けるとともに,体調管理には十分留意し,感染予防に努めてください。

 外務省では海外安全ホームページ上で,注意喚起を行っていますので,以下のリンクも参考にしてください。
(PC)==> https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2020C012.html
(携帯)==>http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mblatestspecificspotinfo_2020C012.html

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。

本ニュースの元記事のタイ語版、英語版等は、以下でご覧下さい。

The Pattaya News(英語版)The Pattaya News(タイ語版)

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