2021年6月29日 PJA NEWS)
タイ)バンコク圏など、感染防止規制強化による日系企業への影響に懸念
写真:TPN National News報道)
以下記事の通り、昨日の2021年6月28日から30日間の予定で、タイ政府はバンコク都及び周囲の5県のNakhon Pathom県、Nonthaburi県、Samut Prakan県、Samut Sakhon県、Pathum Thani県、及びタイ南部4県のNarathiwat県、Pattani県、Yala県、Songkhla県に、大幅な規制強化を行っています。
タイ)バンコク圏と南部の建設現場の労働者居住区を閉鎖、工事等は遅延見込みに
https://pattayaja.com/2021/06/26/21872/
規制強化により、建設現場の労働者居住区の閉鎖や、飲食店でも店内飲食を禁止する厳しい規制、さらに対象の都県への出入りを行うような移動の自粛要請などが行われています。
これを受けて特にバンコク都や周囲の日系の企業などからも、工事が大幅に遅延してしまう事による影響や、工場なども感染により閉鎖されてしまう影響、移動に自粛要請がされた事による影響などの声が出ています。
もちろん、この影響はタイ国内の対象エリアの企業や個人の全てが受けるものであり、日系企業も例外ではありません。
タイ政府は、今回の規制強化により、悪影響を受ける見込みがある企業や個人があまりに多い事から、昨日の2021年6月28日にタイのプラユット首相は65億バーツの予算を投じて建設作業員の給与の半額などを補償する事などの、経済的な補償の計画を発表しました。
TPN National News報道)
タイ政府は、対象エリア内で閉鎖された建設現場で働いている建設作業員の給与の半額の補償や、対象エリアで閉鎖されている飲食業やエンターテイメント施設などの各補償などを、65億バーツの予算で実施する計画を説明しています。具体的に、いつから、どうやって配布されるのかといった詳細は、今後の発表を待つことが必要です。
今回の規制強化の対象となるバンコク圏には、日系の企業や個人も多く存在しており、これら日系企業からは今回の規制強化の工事の遅延などは、悪影響が大きくなってしまうという懸念の声があがっています。また、工事の遅延だけでなく、工場も感染状況によっては閉鎖される命令が出されており、このことからも影響を受ける業種が拡大しかねないという声も上がっています。
もちろん飲食店なども、店内飲食が禁止された事による影響は甚大です。
このような状況から、日系企業や日本人社会にも影響が大きくなる事が懸念されています。
また、この規制強化は日系企業も在タイ邦人数も多く、新規陽性確認者数が増加傾向にあるチョンブリ県などでも今後規制強化が行われる可能性が高まっており、影響はさらに大きくなる見込みとなってきています。
(PJA、及びPJA NEWSの取り組み)
PJA NEWSでは現状を受けて、経済的な被害について補償する上記の従業員などへの補償プランなどの詳細が発表されれば、これについて続報でお伝えし、経済的被害を受ける各企業や個人の方が正当に申請をしやすくするように取り組みをしています。
また、PJA会員の方は、現状の情報共有や要請などのPJAへの御連絡は、PJAの事務局、各地域の地域委員に、メールの連絡先へ御連絡下さい。
PJAでは、要請数が多いものについては事務局で取りまとめの上で、関係する当局にお伝えする取り組みをしています。
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