2020年6月24日 PJA NEWS)
バンコク)パッポン通りがCIA拠点だった時代を伝える「パッポン博物館」
タイのバンコクにある繁華街のパッポン通り。
ベトナム戦争の時代、パッポン通りは米国のCIA(Central Intelligence Agency、中央情報局)の活動拠点だったという歴史がある場所です。
そのCIA拠点の時代の事を伝える博物館を、クーリエジャポンが伝えています。
タイの人気歓楽街「パッポン通り」はCIAの秘密工作の拠点だった
https://courrier.jp/news/archives/202427/
CIAは20世紀の間、日本やタイを含む各国で大きな影響を有していました。
2019年10月にオープンした、タイのバンコクのパッポン通りにあったCIA拠点の様子を伝えるのが「パッポン博物館」です。
パッポン博物館(The Patpong Museum)公式サイト
https://www.patpongmuseum.com/
博物館では、パッポンの名前の由来となった、中国からの移民のルアン・パッポンパーネがバナナ農園を購入。
その後は第二次世界大戦になり、日本軍が米軍を中心とする連合軍と戦争を行う太平洋戦争が始まると、日本軍は1941年12月の開戦直後からタイに進駐します。
その時代のタイを描いた過去記事はこちら。
コラム)タイでは皆知っている日本人”小堀”のルーツとなった実話とは!? (2017年10月29日)
https://pattayaja.com/2017/10/29/168/
この太平洋戦争の頃、ルアン・パッポンポーネの息子、ウドォムが米国に渡り、CIAの前身であるOSS(Office of Strategic Services:米国戦略事務局)に勤務します。
戦後、ルアン・パッポンポーネはバナナ農園を切り開いて歓楽街にし、今のパッポン通りが出来、そこのビルをルアンはCIAの関係者に貸しました。
こうして、パッポン通りに米国の諜報員や米軍関係者が集うようになり、パッポン通りがCIAの活動拠点となった時代となったのです。
この「パッポン博物館」は、そんな歴史を感じられる博物館とのこと。
尚、これらCIAの話は20世紀までの過去の話で、まさに「歴史」です。
21世紀になってから米国では、特にブッシュ政権の時代となってCIAは位置づけ自体が変わり、今は全く違った状況となっています。
(写真はバンコクイメージ
Photo by Florian Wehde on Unsplash)
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