2020年7月7日 PJA NEWS)

パタヤ)幼児殺害容疑のロシア人女性、裁判で「夫から命令された」と主張

一昨日の2020年7月5日の午後、パタヤ北部のナクルアの5階建てのアパートで、ロシア人の女性が幼い女の子を殺害し、自身も3階から飛び降りて自殺未遂をした以下の事件に続報です。

パタヤ)ロシア人女性が薬物使用、幼児殺害の上で自殺未遂か 警察が逮捕
https://pattayaja.com/2020/07/06/12680/

パタヤ現地メディアのThePattayaNewsが伝えています。

(2020年7月5日
ナクルアのVillage Number6の転落現場
治療を受けるAnna Efimova被告人
写真:The Pattaya News報道)

2020年7月7日の本日、裁判所で本件の33歳のロシア人女性、Anna Efimova被告人の幼児殺害容疑被疑事件について、初となる公判が開かれました。

公判でAnna Efimova被告人は罪状認否で否認し、「夫から幼児を殺すように命令された」という主旨の主張をしています。

しかしながら、被告人が借りて3日ほど滞在したナクルアのアパートの大家は、3日前に借りてから一度も夫なんて見ていませんと語っています。警察は既に監視カメラ映像を確認し、夫など誰もアパートに訪れていない事を語っています。

警察は検証の結果、死亡した幼児は殴られた外傷により死亡したと見られ、遺体は被告人の借りていた部屋のバスルームにタオルにくるまれて遺棄されていたものと見られる事を語っています。

(2020年7月5日
ナクルアのVillage Number6の容疑者のバスルーム
写真:The Pattaya News報道)

また、警察が容疑者のリビングルームを捜査した所、テーブルの上からはマリファナと、他に違法薬物が二袋確認されました。

(2020年7月5日
ナクルアのVillage Number6の容疑者の部屋のテーブル
写真:The Pattaya News報道)

警察側はAnna Efimova被告人が、違法薬物を服用して自分の幼い娘を殺し、死体を遺棄して、自分も自殺をしようと飛び降りたとみられる事を説明しています。

(2020年7月5日
ナクルアのVillage Number6にて
容疑者の部屋から発見された幼児の遺体
写真:The Pattaya News報道)

Anna Efimova被告人は7月5日の夜は病院で治療を受けて入院し、その後は身柄拘束が続けられています。

報道されている概要は上記の通りです。

この事件、昨日に被告人が病院を退院してからは、パタヤの刑務所へ移送されて身柄拘束が行われています。

この処置はPJA NEWSでも何度か伝えている通り、タイの場合は留置場が不足している事から、逮捕後は留置場の代わりとして刑務所内の一部を使う事ができるためです。裁判が始まるまでの時間の短さも、日本とは全く違います。

 

※PJAニュースは、パタヤの有力メディアであるThe Pattaya Newsの公式パートナーとして日本語版を配信しています。

The Pattaya News(英語版)The Pattaya News(タイ語版)

 

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