タイ警察、ソンクラーンでの猥褻な写真、動画へ警告

2019年4月11日　PJA NEWS)

タイ警察、ソンクラーンでの猥褻な写真や動画に警告

今年もソンクラーンの休暇の時期となり、タイ各地で連休の移動などが起きています。
バンコクではソンクラーンの折の、ショッピングセンターのセントラルワールドのイベントも有名だったのですが、昨夜の火事による閉鎖で、今年はそのイベントもなくなる見込みです。

このソンクラーンが始まることを受けて、水かけ祭りでの猥褻な写真や動画を撮影、共有は違法行為のため、しないようにとタイの警察が警告を発表しました。
2019年4月11日の今朝、タイ大手英字メディアのBangkok Postが次のように伝えています。

Bangkok Post)Cops to crack down on lurid videos, pics　(2019年4月11日)
Bangkok Post)タイ警察、猥褻な動画や写真を摘発の意向
https://www.bangkokpost.com/news/general/1659776/cops-to-crack-down-on-lurid-videos-pics

上記のバンコクポストの写真も、昨夜に火事のあったバンコクのセントラルワールドでの昨年のソンクラーン・イベントの写真が使われていますね。

報道によると、タイ警察はソンクラーンの祭りに際して、女性やトランスジェンダーがみだらな服装をし、その写真や動画を投稿しないように警告し、これに違反した場合は、違法行為として厳しく取り締まる意向を発表しました。撮影者や共有した人間だけでなく、みだらな服装で写真に撮影された人も、公然わいせつの罪で取り締まりの対象となります。

この警告は昨日の2019年4月10日に、タイ警察のTechnology Crime Suppression Division (TCSD)の副総裁から、今週末からソンクラーンの祭りなどが本格化する見込みを受けて発表されたものです。タイのコンピューター犯罪法の14条により、わいせつな姿をインターネット上に投稿、共有などした者は、最大5年の懲役刑、及び最大10万バーツの罰金刑の、片方もしくは両方で処罰されることがあります。

このような投稿は、実際の投稿者がどこにいても、タイ警察は割り出す事ができるとしています。逮捕された場合、意図的でない、もしくは犯罪だと知らなかったなどと言っても、処罰を免れる事はできないとして、警告をしています。

タイ警察ではソンクラーン期間中、特に4月12日～16日に、コンピューター犯罪の警戒の強化をしています。タイ警察の他の部門でも、同期間の飲酒運転や交通違反の警戒の強化をしています。

報道されている概要は、上記の通りです。

(ソンクラーンの折の「S2O Songkran Music Festival」の様子
写真：タイ観光庁)