バンコク)警官がバス運転手から「伝統的な」駐車料金を要求(動画付き)
タイのバンコクで、バスの運転手が、警官から「伝統的な」駐車料金を要求される事件がありました。
タイの大手英字メディアのBangkok Postが本日の2019年4月19日、次のように動画付きで伝えています。
Bangkok Post)Cop demands “traditional” parking fee from bus driver (2019年4月19日)
https://www.bangkokpost.com/news/general/1663976/cop-demands-traditional-parking-fee-from-bus-driver
報道によると今週水曜の2019年4月17日の朝、タイのバンコクの新しいモーチットのバスターミナルの外の路上で、バスの運転手は許可された場所に乗客を降ろす為に停車した所、警官がやってきて「駐車料金」として100バーツを要求されました。
その様子を運転手は動画に撮影していました、その動画は、上記のBangkok Postの記事で見る事が出来ます。
動画の中で、警官は「駐車料金だ、早く払うように。これは伝統だ。」と要求してきます。運転手が「いくらですか?」と聞くと、警官は100バーツだとして、伝統だと繰り返してきました。
バスの運転手は、ここは公共の場所で、バスが乗客の乗降の為に無料で停められると指定されている場所であることを説明して、駐車料金の支払いを拒否しました。
すると警官は要求を引き下げました。バスの運転手は警官に「あなたの言っている事は間違っている、私は一晩中、その100バーツのために働いているのですよ。」と話すと、警官は「行け、行け!」と話していました。
この動画はFacebookに投稿され拡散し、タイ警察では調査すると発表、この警官はManas Piemnet氏だと特定され発表されました。
タイ警察幹部はコメントで、このような警官の行為を「容認などできない」と述べています。
報道されている概要は、上記の通りです。
(写真はバンコク・イメージ)
駐車料金として請求されていたお金が、実際には支払う必要など無いお金だったという事件です。
タイでは、このような不透明な金銭の要求は、駐車料金に限らず多くあります。
例えば最近だとタイに進出した日本企業でも、社内でアメリカ企業の海賊版ソフトを社員が使っているから、その損害賠償だという趣旨の請求で、ソフトの製造元のアメリカ企業から委託を受けていると自称するタイ法人などから損害賠償請求を受けるケースなどが多く報告されています。
個人だと上記のBangkok Postの記事のように、駐車料金一回100バーツ程度の金額の話なんですが、法人だと被害額も桁が違います。しかも日本企業はすぐに支払う傾向があるため狙われやすいので、法人の方々なども十分ご注意下さい。
PJA(パタヤ日本人会)では、このような御相談には、まず本当に請求する根拠があるのかを調査確認してから、適切に対応をされるようお勧めしています。
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