2019年9月3日 PJA NEWS)
タイ)韓国文大統領が500人以上の投資家と訪泰、プラユット首相と会談
昨日の2019年9月2日、韓国の文大統領がタイを訪れ、タイのプラユット首相と会談しました。
両国は6つのMOU(覚書)に調印し、関係強化を誓いました。
タイの大手英字メディアであるBangkokPostが次のように伝えています。
BangkokPost)Thailand, South Korea leaders promise closer partnership (2019年9月2日)
BangkokPost)タイ政府、韓国大統領と関係強化を誓う。
https://www.bangkokpost.com/business/1741229/thailand-south-korea-leaders-promise-closer-partnership
タイを訪れている韓国の文大統領は2019年9月2日の月曜日、タイのプラユット首相と会談を行いました。
タイ政府と韓国政府の両国は、東アジア、東南アジアの連携を加速するために、戦略的パートナーシップを強化することを約しました。
プラユット首相は、韓国の文大統領によるタイへの公式訪問を、両国がパートナシップを構築するための重要な取り組みであると讃えました。韓国政府のトップがタイを訪問するのは7年ぶりのことです。
会談の終了後にタイ首相府は、タイ政府は韓国政府と、今年の末までにRCEP(東アジア地域包括的経済連携)の交渉の結論を求める事に合意した事を発表しました。
韓国の文大統領は、この訪問をタイとの両国間における新しい時代の幕開けだと語りました。そしてタイ政府が進めるThailand4.0の政策は、韓国政府が進めるニューサザン計画(New Southern Policy)と一致したという事も付け加えました。
ニューサザン計画は文大統領の発案で2017年に打ち出された政策で、アメリカ、中国、日本などに加えて、東南アジア、東アジアでの関係強化を目指しています。
また、両首脳は6つのMOU(覚書)に調印しました。この6つのMOUはそれぞれ、スマートシティー、インダストリー4.0、教育、水資源、鉄道や輸送のインフラ開発、軍事協力の6分野の覚書です。
報道されている概要は、上記の通りです。
日本や韓国のメディアの報道を見ると、例えば以下のjiji.comの記事のように、この6つの覚書のうち軍事協力に関するものが特に注目を集めていますが、タイメディアの報道を見ると、それはあまり目立っていないのがわかりますね。
jiji.com)韓国、タイと軍事協力で一致=東南アジアとの関係強化 (2019年9月2日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019090201040&g=int【バンコク時事】韓国の文在寅大統領は2日、タイのプラユット首相とバンコクで会談し、軍事協力の強化で一致した。
軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄通告などで対日関係が悪化する中、韓国は東南アジア各国との関係強化に動いている。
両首脳は軍事や経済、教育などの分野での協力をうたった六つの覚書を締結し、軍事面では「機密軍事情報の相互保護」で合意した。文大統領は「安全保障の強化につながる」と歓迎。プラユット首相は「両国の相互信頼が実証された」と強調した。
尚、昨日は文大統領は韓国からの500人以上の投資家も率いてきました。タイのプラユット首相は、韓国からの投資家へ投資を促す事を語りました。
その模様は、以下の本日の2019年9月3日朝のBangkokPostの記事が伝えています。
BangkokPost)PM courts S Korean investment (2019年9月3日)
BangkokPost)プラユット首相、韓国からの投資を求める
https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1741329/pm-courts-s-korean-investment
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